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という話  作者: 門松一里
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「異質なものから逃げる」という話

「異質なものから逃げる」という話


その人に異質なものがあると逃げるようにしています。立場からくる優位性は予測できるけれど (決定権が相手にあるのでそのテリトリーに行かない) そうでない場合は不意に断罪されるので、近よりません。助けを求めても嘘だと決めつけられ晒されます。曝されたならどうなるかも考えないから罪深いです。


*****


では、どのように異質なものを見つけるかですが、違和感です。異和感とも書くのですが、調和がとれていない感覚です。二重規範 (Double standard) が代表です。社会的弱者なのにそれを利用するとかですね。一番分かりやすいのが、奴隷が鎖を自慢して儲けるやり方です。


貧しい人は貧しさを知っているからこそどこに富があるかを知っていて、より貧しい人から取り上げます。思想もそうです。貧しい善良な思想であればあるほど悪意によって利用されます。従わなければ権力者は嘘だと決めつけるだけですから、統治は簡単です。そこからどうやって逃げるかこそ大変です。


中島みゆきの「ファイト!」のボソボソ言っている話です。世の中には弁護士の無料相談もあるのに、弱者は仲間の見知っている人に相談してしまう。当事者で解決できないことがあるからこそ第三者として裁判官がいるのに民事事件にしない、できない、したらより困ることになるのが本当の弱者です。


弱者は「人格自体とその権利感覚を示す」ことができません。できないからこそいつまでたっても弱者のままです。たとえば、DV被害者が、無料だとしても弁護士に相談したのがバレたらどうなります? 殺人事件にならないと考えますか?

cf.

※イェーリング『権利のための闘争』 (岩波書店、1982年) P48


弱者はそこまで考えますが、だからこそ不幸の連鎖がとまらずより不幸になります。仲間の見知った人は仲裁しますが、何の見返りを求めないと思いますか? 単純に権利を奪います。時間や労力だけでなく、ありとあらゆるものを利用します。権力者も弱者なので知っているのです。どうすればより弱るかを。


では、どうするか。戦うしかないんです。そのためには武器が必要です。別に刃物はいりません。知識です。本を読むことです。あるいは、読んだ人 (弁護士など) に相談することです。DVであれば、別れることになるでしょう。逃げても追ってきますからね。#blackjoke


瀧本哲史の水の話が分かりやすいです。

「むかしむかしあるところに水の乏しい村がありました」

http://twitlonger.com/show/a8nsck


水を法律に置き換えても成立します。誰でも人は孤独で弱いものです。権力者にしてみても一個の人でしかありません。より上の権力者は問題になればそいつを排斥してくれるのを待つだけです。誰もが弱者ですから見て見ぬふりです。


そうではなく「人格自体とその権利感覚を示す」社会を作ることです。


逆に言えば、それは誰もが常に武装している状態です。武器の手入れを怠れば社会的な死を招きます。安易に弱者を装い弱者をもてあそぶ人に近よらないことです。 (了


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