7話 新しい遊び場
今日は村から少し離れたところにある森に遊びに来た。どうやらこの森にはウサギや猪、狼がいるらしく数人の猟師が狩りをしているから見つからないようにしなければならない。
そこで活躍するのが魔法。色々試しているうちに、透明になる魔法を使えるようになった。実験は両親でしたからできているのは間違いないんだけど、目の前で魔法を使うことにすごいどきどきした。
さっそく、魔法をかけて森に入ってみると思ったより明るく、空気が美味しく感じられた。今日、森に来た理由が実は身体強化の訓練をしようと思ってきたのである。
予想したとおり、足場が悪く小石や小枝などがあり木も障害物になってまっすぐいけないので歩くのが難しい。そこで、身体強化を自分にかけて走ってみた。
身体強化を使うことで、普段より何倍も早く走ることができるけど木をよけなければいけないから判断力と体の動かし方のいい訓練になる。
しばらく走っていると、遠くに3匹の狼がいるのを発見した。私の姿は見えないはずだけど、気配を感じたのかあたりを見回して警戒している。
狼に気付かれないようにゆっくり下がって距離を取ろうとすると、なにかに気付いたのか狼がこっちによってきた。不思議に思っていると、狼がにおいをかいでいる様子で気づいたんだけど、姿は見えないようにしているけどにおいまでは消していなかった。
そう気づいた時には、狼との距離も結構近くなっていて今から走って逃げて逃げ切れるかわからないし、下手に村の近くについてこられても困るから、倒すことにした。
透明になった魔法はかけたまま、同時に3つの水の玉を生成して狼の顔を覆った。狼は急に現れた水の玉に警戒していたけど、食器洗いで鍛えた私の魔法操作のおかげで難なくあてることができた。
狼は呼吸ができなくて暴れていたけど、しばらくすると3匹とも動かなくなった。無事倒すことはできたけど、 問題はこれからである。
命を奪った以上何か有効活用したほうがいいとは思うんだけど、私は動物を解体したことがでない。そもそも食べられるのかも分からないし、皮や爪を持って帰っても森に行ってたことがばれてしまう。死体をそのままにして、もし猟師が見つけたら怪しまれる可能性もある。
色々考えた結果、3匹の狼には申し訳ないけどそのまま土に埋めることにした。あのままだと襲われていたし、村に被害が出るかもしれなかったから正当防衛と考えることにした。
狼の下の土を操作して2メートルくらいの穴をあけて埋めた。
はじめて魔法を攻撃用に使って生き物を殺したことで疲れたので、少し早いけど帰ることにした。次からは、もし狼を倒したとしても素材とか活かせるように今度猟師の人の解体を見せてもらおうと思った。
いきなりの戦闘になって驚いたけど色々と刺激があって森は楽しいから、これからの遊び場にしよう。




