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異世界で魔女になった  作者: soup challe
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5話 初めての魔法

1か月が経った。毎日魔法の練習をしていたらあっという間だった。もちろん両親には、魔法を使ってることはばれてない。魔力は30回くらい使っても眠くならない程度には大きくなった。そして大体、私が住んでいるところのことも分かってきた。


どうやらこの村はルーブル村といい、村全体で農業がメインらしい。何回か外に出た時に多くの人が農作業している姿を見た。そして、私以外にも何人か子供がいるのを発見した。最初は、声をかけに行こうかと思ったけどやめた。


私以外の普通の子供は魔法なんて使わないだろうし、多分話も合わないと思う。それだったら一人で魔法の練習をしていた方が楽しい。それになにより、私には妹がいる!


「ミーナ、可愛い」


前世で兄弟はいなかったみたいだし、赤ちゃんに触れることもなかったみたいでどう接すればいいかわからないけど、見てるだけで可愛い。寝ていたと思ったら急に泣いたり、おしめをきれいにして泣き止んだかと思えばすぐにウンチしたり、謎な部分も多いけどそんなところも可愛く感じてしまう。


そんな妹がいる私は、村の子供たちとは遊ばないから両親には少し心配されているみたいだけど気にしない。村の子供たちがもう少し大きくなったら両親や妹のためにも話しかけてみようかな?


そんな日々を過ごしていたけど、今日はようやく生活魔法以外の魔法を試そうと思う。もっと前から試したかったけど、生活魔法ですら眠くなってしまうのに魔法を使ったらさすがにやばいかなと思って我慢してたのだ。


「どきどきする…!」


私に魔法の才能があるかどうか今日で分かると思うと、期待と不安で興奮が止まらない。そして今日初めて使う魔法は、土の魔法に決めた。土の魔法が使えたら将来、父の農業を手伝えるかもしれないし、何よりもし見つかっても砂遊びしてたって言い訳できるからね!


そうと決めたら外に出て、両親から見えない家の裏にいく。ここの土は何も手入れがされてないのか固く感じる。この土を柔らかくできたら農地拡大に役立つかな?


「土の呪文ってなんだろ?」


いざ魔法を試そうと思ったら、なんて言えばいいのか分からないことに今更気づいてしまった。どうしよう。土を柔らかくするのは桑とかで耕してるイメージなんだけど、う~ん…。もうわかんないし、なるようになれ!


「柔らかくなって!」


やけくそで土に手をつきながら、土を掘り起こして耕すイメージをしながら叫んだら目の前の一部の土が動いた気がした。慌ててその部分の土を触ってみると柔らかくなってた。


「できちゃった…。もしかして私って、天才…!?」


自分の才能に驚いていると、だんだん眠くなってきた。一応念のため柔らかくした部分を足で踏み固めて、急いで家の中に戻って寝ても大丈夫なようにした。自分に魔法の才能があることに喜んだり、魔法の呪文について考えたり、そもそも生活魔法と他の魔法って何が違うんだろうとか考えていると眠気が強くなってきて、そのまま寝てしまった。





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