第2回 《あるべーの疑惑の思惑》
あるべー「どもども、こんにちは」
べー「なんと、第2回だそうで」
ある「困りましたわね、べーたそ」
べー「なんだか、某声優みたいな…」
ある「混ぜるな、危険」
べー「混ぜたのはあるちゃんでしょ?」
ある「そうでした、しっかし、まいったなぁ」
べー「どうしたの?」
ある「ここに来る前に、ガスの元栓閉めるの忘れちゃった、てへぺろ」
べー「なんで、それを先に伝えない?握力2kgしかないってのに」
ある「そうなんよ、だってアルファルファだよ、元はと言えば。貧弱なんだからってのをべーたそはわかってるはずだと思ってさ…」
べー「まあ、たしかに肉体改造で増強してはいるんだけどさ…」
ある「まあ、人間界ではプロテインの一種として扱われるじゃない、タランチュラってものはさ」
べー「食べられて、どこかの人間さんの血肉として構築されるのは、前々から聞いてはいたけれども」
ある「で、どんな肉体改造を行ってるんだっけ?」
べー「聞くんですか?」
ある「聞かないとそりゃ、嘘くさいなって思われるだけだしよ」
べー「下半身強化が主体だね、鍛えないと貧弱になってしまうし、二足歩行を行う上では、上半身だけに頼るわけにもいかにいから、ひとまず、スクワット・マシンや、トレッドミルとかで、走ったりスクワットしたりして、少しずつ人間界に順応できるようにしたかな」
ある「そういや、はじめて共同作業を行ったときに『ぶっといな~』って思ったけどね」
べー「いま、『共同作業』の話をしなくてもよくね?」
ある「でも、しっかりと足腰鍛えてるなんて、べーたそ、やるじゃん」
べー「あるちゃんは、特殊オーガニックサプリメントの服用でどうにかこうにか動けるようになってるわけだけど、身体は大丈夫なの?」
ある「もちろん、余計なお世話よ。。と言いたいところだけど、実情はいろんな運動なども併用したほうがいいのかなとは最近うっすら考えていて、、それでジムとか言ったほうがいいのかなと思って」
べー「どうかな、僕の行くところはブートキャンプに近いものがあるから、あるちゃんは30秒で脱落すると思う」
ある「はっきり言い切るねぇ、そんなに厳しいの?」
べー「もも上げを30秒で20回できる?まずは、そこから始まるんだよ」
ある「うわぁ、それはきっつ・・・もっと楽なものないかな?」
べー「言おうか、サプリやプロテインを摂取したほうがよっぽど楽だけど、それプラスアルファで散歩から始めたら?」
ある「そうだね、そこからだったらはじめられそうね、でもどれくらい歩けるか・・・」
べー「でも、横断歩道を渡るのに自力だったら30秒近くかかるわけでしょ?」
ある「大通りならそれくらいかかるかな、かなりギリギリになってしまうこともあるし・・・、おばあちゃんを追い越せないくらいに遅いからそれなりに迷惑かけてしまってるのかなとは考えているけどね」
べー「普段の歩数とかどれくらい?」
ある「測ったことない、でも1日当たり30分くらいしか歩かないから、たかが知れてる歩数だよ」
べー「そうなんね、参ったね」
ある「どこか名所とかがあれば歩いてもいいかなって感じ」
べー「この近所だとありきたりな遊歩道と公園しかないかな、あとは住宅地とそれなりに栄えている道路くらいしかないからね」
ある「でも、それで新たな発見があるかな?」
べー「いつものコースしか歩かないからね、あるちゃんは。でも、そうじゃないコースもあるわけだからきっと刺さるはず、なにかはね」
ある「虫に刺されたり食べられたりするのはご勘弁ね」
べー「ここにいるじゃないか(←手を上下させながら」
ある「それやったら貧弱な私が死に至るし、それで容疑者として刑務所に収監されるけどいいの?」
べー「しないよ、マジレスがきついでがんす」
ある「まあ、べーたそはせんやろし、とりあえず歩いてみる?」
べー「今から?」
ある「だって、昼間は暑くて倒れちゃうし・・・」
べー「そっか、じゃあ準備するからちょっと待ってて」
ある「うん、わかった。じゃ、またあとでね」
べー「じゃ、行ってくるよ」
~次回、いよいよ夜間徘徊がはじまるよ!なにが楽しいかわからないかもしれないけどお楽しみにね!~