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幻怪奇譚

作者:白鬼
僕、四月一日五月(わたぬきいつき)は鬼である。

高校二年生の春休み。人間をやめてしまった、やめざるを得なかった僕は猫屋敷に出会った。

恩人であり変人である猫屋敷言う、類は友を呼ぶと。

それからというもの僕は日常生活で起こり得る違和感、俗に言う怪奇現象に関わることを余儀なくされる。

僕は他人のために、そして何より僕自身のために怪奇事件を解決すべく今日も青春を棒に振る。
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