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女の子のある能力  作者: ゆりあ
アリス編
6/72

夢の中

しばらくしてから目が覚めました。

「…ん…成功したのかしら?」

そして、アリスのほうを見てみると、アリスはぐっすりと寝ていました。

「アリス!アリス!起きて!夢の世界にこれたわよ!…多分」

「ん~…どうしたの?」

アリスは何もかも忘れているかのように優里のほうを見ました。

「あれ~?本を読んでいたんじゃなかったっけ?」

(…忘れてるのかしら?)

「実は…」

説明をした。

「ふーん…とりあえず、その白兎を探さないといけないのね?」

優里はうんうんとうなずきました。

「あ、ああいうの?」

優里はアリスの指さすほうを見て答えました。

「そうそうああいうの!」

優里は一度違うところに目をやってから、また白兎のほうに目をやりました。

「え…あれ白兎じゃない!」

そして二人は白兎を追いかけた。

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