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はじめてのお出かけのために、人類には犠牲になってもらおう。

駄犬(クソせかい)、出かけるわよ」


いつものごとくの仏頂面で、少女神様はそう言った。

最近、機嫌がいい時を見たことがない。

一度、精神科で見てもらった方がいいんじゃないかな。

あれじゃあ、早晩まいっちゃうよ。

まあ、神様の世界に精神科があるのか、僕は知らないけれど。


とにかく神様(かいぬし)が出かけるといえば、ペット(ぼく)に選択肢なんてないわけ。

というか、お出かけなんて、そうそうないからね!

ガラにもなく、テンションが上がっちゃう。


僕の地上(はだ)に住む人類たちにとっては、たまったもんじゃないかもしれないけれど。

たとえるなら、惑星が突然銀河系を大移動するようなもんだからね。


もちろん、これは比喩だよ。

宇宙空間も含めて僕の世界の範疇だし、神様と僕が移動するのは、もっと高位の概念的移動なんだ。

まあ、銀河系を大移動するよりももっとひどいと思ってくれればいいよ。


仕方ないけど、人類なんて滅んだ次の瞬間(数百年後)にはもう復活しているし。

ちょっと、今回は、楽しいお出かけのために犠牲になってもらおうかな!


とにかく、そんなわけで、僕は少女神様のお供で出かけることになった。

にしても、どこに行くんだろう?

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連載中小説「よみよめ、よわば。~黄泉から嫁来て、我呼わば~」を読む

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