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雪降る君に   作者: ハル
2/12

プロローグ2

いつもと違うそこへ足を踏み入れると、

靴の下でザクッと音が立った。



見ると芝は雪で覆われ、

足が雪に埋まっている。




「え、なんで……」




もう一度見渡すと、

この辺り全て雪に覆われているのだと

気づいた。



ここに来るまでに雪は

降っていなかった。

ならばこれは一体……



見上げれば

雲ひとつない星空から粉雪が

舞い落ちている。



花びらのように静かに散る雪の向こうに

冷たく輝く冬の星が見えた。



雪雲がないのに雪が降っているのは

おかしい。



しかし、不気味さは感じなかった。



あるのは、

ーーー親近感、だろうか。



雪と星はおなじものを宿している。



私も抱えているそれ。



冷たくて、静かなもの。



ーー孤独。








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