表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

Opening…

何処にでもあるような、閑静な住宅街の外れ。


意識していなければ気付かないような小さな通りの、ともすれば見逃してしまいそうなその奥に、その店はあった。


何処か古ぼけたような、時代に取り残されたような、懐かしいアンティーク調の外観の小さな建物。


扉の磨り硝子に筆記体で刻まれた「Soie」の文字。鼻先をふわりふわりと掠めていく珈琲の香り。


ゆっくりと開かれる扉。


かろろん。ベルの音が響く。


「いらっしゃいませ」


緩やかな笑みを浮かべて、カウンターの向こうの女性は笑っていた。



喫茶ソイエ。それは、優しい気持ちになれる場所。


雨は、未だやまない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ