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第二話 山が高すぎるんよ、

 ふふふ二人で一部屋⁉


「いいのか?本当に一部屋だけで?って、一文無しの俺が言えたことじゃないけど、、、、」

「いいんです。 あっ、でもお風呂は先に入らせてください。」


「おっ、うん、  一つ聞いておきたいことがあるんだけど。君はなぜ登山をしているんだい?」

 俺の場合 非現実感を求めて とか 達成感 とかそんな感じだったな、


「私、ミージュ族という魔族なんです。 身長もそのせいで10歳のときに止まりました。 ミージュ族      は雪山のふもとで暮らしている少数民族です。   ですがあるとき、村に大規模な雪崩が起こってしまい、 村に住んでいた人々は無事だったのですが村は雪に埋もれてしまいました。   

 村長さんは「山の神がお怒りになっている」 と言って村人の誰かが「山の神」の元へ参らないと本当の終わりがてしまうと言って私を生かせたんです。」


「なんでそれで君が行くんだ? もっと登山がうまい男だっているだろ?」


「もー!バカにしないでください!   それにミージュ族というのは皆さん髪の色が白くて街に出ただけで魔族と言われて捕まってしまうんです。  私だけ髪の色が茶髪だったので私しか山に登りに行ける人がいなかったのです。」


 ふふっ 怒り方もかわいいな、


 それはさておき、なんか訳ありそうな感じだな、 


それにしても「山の神」か。 俺が地球で登山をしていた時も安全を祈って山の神に「プジャ」という儀式を入山前に必ずやってたな、 

 やっぱり異世界でも通じるものがあるのか


「で、どの山にその、「山の神?」がいるんだ?」


「それがですね、この世界にある8大陸すべての最高峰に登頂する必要があるんです。8個の山、すべてに登り切った人にだけ見えない山が現れるんだとか。   それでこの街にはナーツィリア大陸の最高峰ビーベタシク山標高10334,58mがあるんです。」


 10キロメートル⁉

 いやいやいや聞いてない。確かに高い山だとは思ってたけどまさかの二桁㎞⁉

 かの有名な地球最高峰でも8848,86m そう、約9キロだぞ?

 

エベレストより1キロ強高い山なんて想像もつかないぞ?


「本当に標高それであってるのか?さすがに高すぎやしないか?」

 こ、こんなん嘘に決まってる。 

「そうでしたっ! すみません間違えてました えっと 本当の標高はーっと」


 だろぉ

 ふっ、世話が焼けるぜっ!

 それにしてもいちいち本で調べるのか、やっぱりこういう異世界ってのはインターネットってのが普及してないのか。

 よく見てみるとホテルの内装も石と木で作られてて照明はロウソクのみか、

 なんか中世ヨーロッパみたいな感じだな。


「あっ!ありましたこのページです。 えーと ービーベタシク山は標高13345,8mの山で全大陸最高峰の中では一番低い山- だそうです」  


 ん?今なんて?

 いっせんさんぜんさんびゃくよんじゅうごめーとる?


 まてまてまて理解が追い付かん。

 人生二週目の俺の脳をもってしても意味が解らん、(二週目歴6時間)


 エベレストより4キロも高い山何ぞ登頂することが出来るわけがないだろ。

 分かりやすく言うとエベレスト登った直後に富士山も登るのと一緒だぞ?

 それにこれから登っていくであろう8座の中で一番低山だと?

 こりゃ無理だ、


「ごめんな俺にはちと無理そうだ 頑張って一人で行ってくれ」


 なんで悪賢そうな笑顔を浮かべるんだ?

 俺はおかしいことを言ってないぞ?


「いいんですか? 私と一緒に来なかったら寝泊まりする場所も食べ物も何にもありませんよぉ?」


 …あそうだった 俺このかがいないと生活できないんだったわ、、、、


「スンマセンッ!」

「それじゃぁー明後日には登るぞー!」

 ロアリーはにヘラと笑ってそういってきたが、なんで死ぬかもしれないリスクがある山に登るのにそんなに上機嫌なんだ?

 まぁ、この子一人では心もとないしプロの俺がついてってやるか、



「はい、えいえいおー(棒)」

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