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5,お祭り

そんなある日、喜代が今日はお祭りがあると言ってきた。


「お祭り?」


私が聞き返すと、喜代は笑顔で言ってきた。


「そう!せっかくだから、3人でいかない?」


「んー。じゃあ、せっかくだし行くか」


まだ何も言ってなかったが、結局成りゆきで私もお祭りに行くことになった。




夕暮れ時、私はいったん家に帰って浴衣に着替えていた。


「おばさん、浴衣どうかな?」


「えぇ、とっても似合ってるわよ」


「良かった。じゃあ、行ってくるね」


私は、その言葉を聞くと安心し、早速待ち合わせ場所に向かった。


私がついた頃には、もう二人は集まっていた。


優はいつも通りの格好だったが、喜代は浴衣を着ていて、とっても綺麗だった。


「喜代、浴衣すごい綺麗」


「ありがとう。でも、沙希も可愛いよ」


私と喜代がのんびり話していると、優は


「本当、雰囲気が違ってて驚いたよ。それに、二人ともなかなか何じゃないか?」


と、少し照れながら言っていた。


それを聞き私は、嬉しさのあまり照れ笑いをしながら、屋台を見に行こうと言った。


数十分がたち、沢山まわって歩き疲れた私達は、そこら辺にあったベンチに腰掛けて


いた。


「あ、すごい空が綺麗・・・・・・」


喜代の言葉を聞き、私も顔を上げた。


するとそこには、沢山の星と綺麗に浮かぶ月が出ていた。



静かに私達が空を見上げていると、優が口を開いた。


「俺さ、青空も好きなんだけど、夜空も好きなんだよな。なんか、いつだって月は照


らしてくれてるだろ?だから辛いときとかに、夜空撮ってるといつも見守ってくれてる


気がして、心が落ち着くんだ」


「確かに、そうかもね」


私は、夜空を見上げて、話している優の横顔をずっと見ていたい・・・・・・とふと思った



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