4,久しぶりの気持ち
「あ、沙希!こっち来いよ」
優は私に気がつくと、私に向かって手を振ってきた。
私が、2人のもとへ行くと、優は隣に立っている女の人を紹介してきた。
「紹介する。この人は、俺の幼馴染みの瀬川 喜代だ。
こいつもたまに来るから仲良くしてやってな」
優が言い終わると、喜代という人は優しそうな笑顔で私に話しかけてきた。
「えっと、沙希ちゃんだよね?喜代って呼んじゃっていいからね?あと、よろしくね」
「あ、よろしく・・・・・・えっと、私も沙希で良いですよ」
「じゃあ、沙希ってよぶわ」
私達は、自然と笑いあっていた。
喜代は本当に優しくて、私はすぐに仲良くなった。
それから私、暇があれば会いに行った。
優は、普通の人は見つけることが出来ないような、美しい景色が沢山見れる沢山の場
所へ私を連れて行ってくれた。
最初はあんなに退屈だったのに、今では時間が過ぎるのがとても早く感じるくらいだった。
そして私は何度も写真を撮っているうちに、取り方のコツも覚えるようになっていた。
「お、そうそう!沙希才能あるよ」
「そっそうかな?」
照れ笑いしながら、私が言うと。
「もちろん、俺が言うんだから」
と優はいつも見せてくれる笑顔で答えた。
私はその笑顔を見えるたびに、胸の鼓動が早くなるのを感じた。
胸を締め付けられるような気持ちは、本当に久しぶりで……
それを優にばれないように隠すに必死だった。




