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26 お部屋チェック

確認

風呂からあがって着替えまで見守っていた先生が一旦自室に向かったことで、俺もようやく1人の時間を得る。まあ、数分もしないうちにこっちに来そうなので仮初の平和だが……この時間にとりあえず部屋の中をチェックしておく。


多分勝手に部屋をいじってるだろうから、何がセーフで何がアウトなのか記憶を頼りに部屋を見る。


「とりあえず、昔押し付けられた負の遺産は……うん、本当に消えてるな」


友達から押し付けられた負の遺産……熟女もののエロ本は綺麗に消えていた。それは別にいいのでスルーして次にいく。


「あ、前に貰った声優さんの写真集がなくなってる。他は……漫画とラノベはギリセーフなのかな?」


とはいえ、エロい表紙のやつは普通に排除されてそうだ。目に見える範囲はそのくらいだろうか?あとは昨日捨てられてたいらないフィギュアくらいか。


「パソコンはっと……」


流石にここはいじってないだろうと思ってファイルを開く。まあ、俺だって所謂隠しフォルダーはあるのでそこを開くが………綺麗に消されていて代わりに見たことないのが入っていた。


恐る恐るクリックすると………先生の際どい写真が何枚も出てきたので驚く。あの短時間でここまで……いや、今日俺がバイトに出てからやったのかな?


「ヒロくん。どうどう?」

「………あの、感想言わなきゃダメですか?」


いつの間にか来ていた先生が後ろから肩を掴んで覗き込んできてそう聞いてくる。


「とりあえず聞きますが………ここにあったデータどうしました?」

「うん?ゴミ箱にポイってして、綺麗に消したよ♪」

「やっぱりですか………」

「ヒロくんは私以外で興奮してはいけないのです」


まあ、人によっては勝手に持ち物いじると怒る人もいるのだろうが……これが先生的な独占欲なのを俺は知ってるので別に怒りは感じない。怒りはしないが………うん、なんか段々と先生色に染められてる気がする。


「ヒロくんはこれからそういうことする時は私の前でするのです」

「いや、それなんてプレイですか?」

「もしくは私と本番を……」

「頼むからもう少し待ってくださいよ……」


なんでこんなにハイペースで進むのだろうか?今どきのカップルらしいのだろうが……今どきカップルはいきなり同棲しないだろうからなんか違うな。


まあ、俺達の関係はバレたらアウトなものだし仕方ないけど……この調子だと初体験をあと1週間もしないうちに経験しそうで怖くはある。まあ、それが嫌なわけじゃないが………もう少し清い関係をしててもよくない?とは思うのだった。







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