表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

エマ 10歳

そんなこんなで前世の記憶を思い出してから2週間たったのだが私は、とりあえず執事や侍女に対しての接し方を変えて勉強をめっちゃすることした。


わがままで高飛車なお嬢様からのイメージ転換だ!


あとは攻略対象者への対応なのだが

エマはヒロインのライバルだから攻略対象者の全員と関わりがある。

この乙女ゲームが14歳からの学園が舞台になってる。主人公は15歳から入学してきて、色々と学園を舞台に恋愛模様が繰り広げられるのだが


攻略者の2人はエマとは学園に入学する前からの付き合いなのだが今のところそれらしき人は居ないからもしかしたらこの世界が乙女ゲームの世界じゃないかも、と淡い期待をしてる。


攻略対象者とヒロインにかかわるから私は死刑になるのだから、関わらなければ普通に老死で幸せ「エマ様、エマ様、エマ様!!!!」


「えっあっはい、どうしたの、アイリスそんなに呼んで何かあった????」


「何回もお部屋をノックしたのにお返事もないのでお部屋に入ったら、またボーッとしてるので」


「あら、それは失礼、癖ですぐ自分の世界に入ってしまうのよね、要件をどうぞアイリス!わたし今はボーッとしてないからちゃんと聞くわよ!」


「はぁ」


「ちょっとため息なんかつかないでよ!私あなたのご主人さま!」


「私のご主人様は旦那様です

その旦那様がお呼びですよ。エマお嬢様」


「そんな言い方しないでよ!アイリスのバカ!!」


そう言い捨てて私はお父様の所に走った

この2週間でイメージ転換はできたけど少し使用人になめられてる気がする。

てかアイリスになめられてる。


コンコン

「失礼します。お父様」


「よく来たなエマ。今日も可愛いなぁ」


お父様こと、このウェールズ公爵家の現当主のハロル・ウェールズは娘の私に激甘だ。


しかもここ最近それがひどい



「お父様、今日はどうしてお呼びになったの?」


「私には会いたくないのか?」


すぐシュンとした顔するんだから。

イケメンがその顔はずるいと思う。

しかも会いたくないなんて言ってないのに


「会いたくないなんて言ってませんわ、むしろお父様にはもっといっぱいお会いしたいはわたくし」


「なんて可愛いんだろ。エマは天使だな

そうなエマにお話があるんだ」


顔デロデロだなおい。

チョロすぎるぜ。そんなんで大丈夫か、


「エマにも婚約者の話がきてな。とても素晴らしい方なんだが、きっとエマも喜ぶはずだ、

第2皇子のノア殿下だ」


はっ?第2皇子のノア??

ノア?ってあの?


「あっ絵もあるぞ」


そう言ってお父様が見せてくれたのはイケメンの男性の絵、そして私が前世で見たことのある顔だった。そう攻略対象者の1人だぁぉぉ


「いやぁぁぁぁぉぁ」


「どうしたんだ、エマ、叫ぶほど嬉しいのか?」


その後の話はもう覚えていない。


やっぱり会う運命なのかノアぁぁぁぁくそっ。


ノアはエマの婚約者でこの国の第2王子ノア・ウィリアム。

ノアルートだと

エマはこの絵を見てノアにぞっこんになる。

しかもこの後エマとノアは12歳のデビュタントいわゆる社交会デビューまで会えない。

会えないせいなのかエマはどんどんノアを想うのだ。

典型的な妄想メンヘラ女だ。


そして歪んでいくのだが、私はノアの絵を見ても好きにならなかったし、もはや会いたくなくて叫んだ、

ということは大丈夫じゃない??

てか気づいちゃったよ!!!!

初歩的なことに。攻略対象と会っても好きにならなければ平気?なんじゃ悪役にならないんじゃ?攻略対象者とヒロインと良い関係を作れば大丈夫じゃんか!!けど、このままだと死ぬとき、あいつ死んで欲しくなかったぁぁぁってあんまなんないかな?

脇役キャラで終わっちゃうのはやだなぁ

せっかく異世界にきたし。


うーん、、


「ねぇアイリス、アイリスは物語も見て泣いたことある?」


「さすがお嬢様いきなりですね、ありますよ。」


「あるの??どんな話だったの?」


「ええっと戦場でライバル騎士が主人公を庇って傷を負いながらも1人で敵の軍隊を引き止める場面が凄く泣けるんですよ、なんならお嬢様にも


「それだ!!!!!そーだよ!それだよ!

アイリスでかしたわ!」


戦いね!確かこの話にも少しあったわ、戦争まではいかないけどヒロインが死にそうな場面がいっぱいその時に助ければいいのよ!!!


私はまた走ってお父様のお部屋に行った。


「お父様!お父様!!」


「どうしたんだいノックもしないでダメだぞ」


「ごめんなさい、お父様、あのね私のお願い聞いてくれないかしら?」


「どんなお願いだ?」


「私、剣が習いたいの!」


「・・・・だめだ」


「なんでお父様」


「エマが習う必要なんかないだろ?」


「そんなことないわ、襲われたりすることだってあるじゃない」


「襲われたら私や兄のハリーが助けてくれるよ私たちが信じれないか?ハリーはあれでも剣にはとても優れてるよ、もちろん私も」


「わかっているわ!だからよ!私もお兄様やお父様をお守りしたいわ、それに2人の側を離れる時が来た時、自分の身は自分で守れるようにしたいのそれに私はお2人の様な強い方とご結婚したいから私に負けるような殿方とは結婚させませんって言えるようにしたいの私!」


「エマ、、、とても嬉しいけどとても困った。」


「お願い、お父様」


「はぁーわかったよ可愛いエマのお願いだからね」



やったー!!!!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ