「ご」 長期休日突入初日
特にナシ。 ホントに書く事ないっすね
◇1
窓から差し込む日差しが瞼に熱を与え、目が覚める。体を捻り、時刻を確かめる。平日では在り得ない、午前五時半だった。
なんで休日は起きるのが早いんだろう?と自分の体に疑問を抱く。そして、同時に脳に浮かんだのは「宿題・・・」
今日から夏休みという長期休日が始まる。大体いつも宿題は早めに終わらせようと思ってるのに、気が付けば夏休み後半になっている。本当に面倒臭い事しかしないなぁと学校に嫌味を吐く。聞こえてないけど。
夏休みとはいえ、朝は涼しい。すこし肌寒いくらいだ。ベッドから体を起こし、急に動いた事から生じる目眩に耐える。
足の裏を地面に密着させ、立ち上がる。扉を開いて階段を下りた。
◇2
冷蔵庫を開き、私はオレンジジュースを取り出した。コップに注ぎ、喉に流し込む。枯れ果てていた喉に水分が宿り、潤いを甦らせる。コップの縁から唇を離した瞬間に、脳裏に二日前の放課後の光景が過ぎる。「最近、鴨元気ないなぁー」軽い溜息を吐く。
だが、私は何となくその原因が解っていた。多分、夏の大会だと思う。一生懸命練習していたのに、大会に出れないのが悔しくて、瞼が赤く染まっている事を私はあの日気付いていた。
今頃、鴨は大会に向かっている頃だろう。大会の日は早いって言ってたし。そして私は何で心配してるんだろう?また疑問が招かれた。
私も最近煩悶ばかりだ。煩悶する度に脳に浮かぶのは何故か鴨ばかり。私は鴨を何として見てるんだ?また疑問が増す。
小学校の時は違った。普通に『友達』だった筈だ。だけど、友達だけなのに何でこんなに胸が苦しいんだろうか?
不安に浸かり、沈んで行く様な感覚。嫌われない様に無駄に努力してる?これが思春期の特有なのか。違う、それとはまた別の感情だった。
最近は煩悶と屈託に挟まれて圧迫されている様な感情ばかりだ。友達なのに、何故か不思議。
「友達以上に・・・見てる?」
呟き、自分に質問する。静寂の中に律動が刻む音が体内で響いている。蝕んで行くばかりで、解決は一つもしない。あーモヤモヤする。
臆病だなぁ私。私は臆病だから何も見つけれないのかな。自然と涙腺が緩んで行く気がした。目元が摩擦され熱くなる。視界が潤いで歪み、光が淡くなる。
あれ、何で泣いてるんだろう?私。疑問ばかりが生じて脳を意地悪する。手をどこまでも伸ばしても、答えには届かない。
「もう・・・」
夏休み初日から、何を考えてるんだ私は。 「ろく」に続く
コロシチェッカーが終了したんで、しばらくコレ一本ですね。 コロシルームは・・・頑張ります。 それでわ