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現実と妄想の狭間で

歪曲

作者: 西園寺 悠里
掲載日:2012/02/02

流血表現はありませんが、少しだけ、作者が狂っています。

苦手な方はブラウザバック推奨。


“トリップ"

私はこれを、強く望んでいる。

インターネットの小説ではよく使われるネタ。

主人公がアニメの世界へ行ったり、アニメのキャラクターが主人公のもとへ来たり。

主人公設定は三次元から始まるのだ。

だから、叶わないとは解っていても望みたくなる。

無理だと解っていても、願ってしまう。

だって、小説の中では、主人公は出会った相手と恋に落ちれるのだから。

そう、大体は素敵な素敵なハッピーエンド。

でもね、別に素敵な美しいハッピーエンドでなくていい。

黒くて狂気に満ちたハッピーエンドでいいから。

万に一つの可能性が無くても、それでも私は望むの。

貴方に会えますように、と。

だって、貴方はこう謳っているから。

ーーーーーーその運命を僕に預けてーーーーーー

運命だけじゃなくて、人生も何もかもを。

預けるんじゃなくて、貴方にあげる。

私の運命や人生を握る為に殺してくれても良い。

だから、それらを受け取りに私の所へ来てよ。

貴方に渡す為に、そちらに向かわせてよ。

私が今、扉を開けたら貴方が目の前にいたら良い。

扉を開けて貴方の世界に行けたら良い。

そしたら、愛の言葉を囁いて?

蕩ける程愛しくて、壊したい程病んでいて、純粋だけど真っ黒な、狂気に満ちた歪んだ言葉を。

ーーーーー殺したい程愛してるって。


ーーーーーーーー歪曲

(一般的なハッピーエンドが美しいなんて誰が決めたの?

私にとっては真っ黒で狂気に満ちたハッピーエンドだって美しいの)


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