第三話 女性の敵 敵は女性
「う~ん」
厚はソファの上で気を失っていた。
トランクスを履き、シャツ1枚で横になって寝ていた。
その上に掛けられた毛布を加奈が直した。
「大丈夫かな?」
加奈が心配そうに厚の顔を覗き込んだ。
Back-home of the Dead
第三話 女性の敵 敵は女性
12:11
厚達は国道をゆっくりと西に向けて走って行った。
雨の中ワイパーが必死に動き厚の視界を確保していた。
「そろそろ昼にしようか。」
「はい、そうですね。そこかに休憩できる場所があればいいんですが。」
ゆっくり走る車の前に急に人影が飛び出してきた。
厚は急ブレーキを踏み、奴らだったら少しスピードを上げて引き離そうと考えた。
だが、そこにいたのは高校の制服を着た女子高生だった。
その女子高生は運転席の窓に走って近づき窓を叩いて大声で叫んだ。
「助けてください!姉が。姉が!」
必死な形相の彼女を厚は窓を少し開けて声をかけた。
「とりあえず、…君は噛まれているか?」
「え?いえ、噛まれていません!」
「おう、こんな雨の中では話もできない。とりあえず車に乗って。」
厚は親指で後部座席を刺しすと彼女は頷き後部座席に乗り込んだ。
「済まないが、ロックさせてもらう。奴らが来たら危ないからな。で、君のお姉さんがどうしたんだ?」
「はい、姉を助けて下さい。私たちがマンションに立てこもっているとベランダを超えて男の人が入ってきたんです。」
「その男は奴らか?」
「奴ら?」
「ああ、生き返った奴らって意味。」
「それなら違います。3人の男は見た目が日本人なんですけど、外国語をしゃべってました。」
「そうか、とりあえずマンションに案内してくれ。」
「そういえば自己紹介してなかったな。俺は阿久津厚。」
「加藤智子よ。」
「私は内田加奈≪うちだかな≫。あ、そこの角右です。」
暫くはしると大きなマンションが見えた。8階建ての少し古いマンション。
「どの部屋?」
「はい、211です!」
「了解!スピードを上げるぞ。」
厚は雨音でエンジンの音が消えている事を利用してスピードを上げた。
マンションの入口は2か所あったが、両方とも強固なバリケードで侵入はできそうもなかった。
そのバリケードの前には数体の奴らが彷徨っていた。
裏手のベランダ側に行くとダンプカーが止まっていた。
そのダンプの荷台から運転席の屋根に上ると2階のベランダに登れそうだった。
「どの部屋?」
「赤いカーテンの部屋です。」
ダンプで昇った先の隣の部屋に赤いカーテンが見えた。
「わかった。あそこだな。」
厚はダンプから少し離れた周囲に何もない場所に車を止めた。
「俺が助けにいくから2人とも待ってて。」
「え、でも…」
加奈がうろたえたが厚はニカッと笑い手に持った武器を見せた。
「大丈夫、俺にはこれがあるから。」
厚が見せたのはゴルフクラブだった。
「気をつけてね。あなたが死んだら私も死んじゃうから。」
加藤の意味深な発言を厚は軽く返した。
「ああ、大丈夫だよ。俺はまだ死ねないから。んじゃあ、行って来るよ。」
厚は素早く車を降りダンプの荷台に駆けのぼった。そのまま運転席の屋根に昇りベランダまで軽々と昇った。
ベランダの柵を乗り越えた厚の目の前に割れたガラスとその向こうで、うつ伏せに倒れている男性を発見した。
室内は争ったのか、かなり荒れたいた。
タンスは半開き、棚の中身が散乱している状態だった。
厚は土足のまま倒れている男に近づいた。
(生き返ったら…)
ゴルフクラブで何度か押して様子を見るが完全に死んでいるようで反応はなかった。
厚は足を使い男を仰向けにすると、男は苦悶の表情で死んでいた。
(これは…、奴らの仕業じゃないな)
男の首には大きく刃物で作られた切り傷があった。
胸にも刺されたのか何か所も細長い穴が開いていた。
「キャ―――――――!」
叫び声と共に隣の部屋からガシャンと大きな音が聞こえた。
(クッ!マズイな!)
厚はテーブルの上にあったガラス製の大きな灰皿をつかむとベランダに向って走った。
12:44
「aodfzpwgklm!」
「posfjefj!」
「オトナシクスル。スグニオワル。」
2人は日本語以外の言葉でしゃべり、1人は日本の言葉だが、外国人が話すようなカタコトの言葉だった。
2人は女性の腕を1本ずつ背後から掴み動けないようにし、最後の1人が女性の服を破いた。
「キャ―――――――!」
身の危険を感じた女性は思わず叫んでしまった。
強引に胸を触られ、性器も乱暴に触られ痛みを我慢するように歯を食いしばった。
後ろの男たちが女性の体を床に仰向けのように固定すると下半身を触っていた男が自分の性器を取り出し女性の性器に近付けた。
その瞬間、性器を出していた男が左に吹き飛んだ。
厚
間一髪だった。
女性をレイプしようとしている男の背後から近づき左手で持った灰皿で側頭部を殴った。
男は倒れ、唖然としている男にゴルフクラブで頭上から振り下ろし、もう一人は灰皿で鼻の辺りを狙って殴った。
3人は倒れ、厚は女性に手を差し伸べた。
「大丈夫か?着替えがあるなら着替えて。その間に、こいつらを縛っておく。」
「…」
女性は放心状態だが、ゆっくりと頷くと隣の部屋へと向かった。
「さて、どうするかな?」
厚は3人をうつ伏せにし紐を使い手を後ろで拘束し、足も歩けない様に紐で縛った。
その内の1人の腰には大きな鉈が鞘に入った状態で装着されていた。
万が一を考え、鉈を男から外し壁に立て掛けた。
一息ついた厚は部屋を見回した。部屋の隅に大きなカバンが3つ置かれていた。
部屋の雰囲気は小物や女性らしい物で統一されたいたが、その鞄は黒く無骨なデザインだった。
気になった厚は鞄を開けると中から指輪やネックレス等貴金属類や土地の権利書も入っていた。
(火事場泥棒か)
厚は死んでいた隣の住人を思い出した。
刃物で首を切られた男性。
(こいつらが、殺したのか?)
厚は男たちの目が覚めるように体を揺すって起こしたが、気が付いたのは鼻を強打した男だけだった。
「おい、日本語わかるか?お前らが隣の人を殺したのか?」
「ウルサイ、クソジャップナンテ死ンダホウガイイ。コレデ俺タチハ国二帰レバ英雄二ナレル。」
「んで、あの指輪や土地の権利将は盗んだのか?」
「違ウ、ヒロッタンダ!ダカラ、俺達ノ物ダ!」
「そうか、わかった。後で、解放しよう。」
「解放するんですか!」
振り向くと先ほどの女性が立っていた。
「ああ、俺はこいつらに復讐なんてしないし、殺しもしない。」
「でも!」
「とりあえず、気を失っている2人を解放しよう。」
厚は1人を抱えあげ玄関から外にでた。直ぐに部屋に戻りもう1人を抱えて外に出た。
もう1度部屋に戻ると、拘束されている男はニヤリと笑った。
「ハハハ、ジャップガ俺達○○人ヨリモ優レテイルハズガナイ!サァ、紐ヲ解クンダ!」
拘束されながらも笑う男を厚はうんざりした表情で言った。
「うるさいな、何か勘違いしてないか?君たちを本当の意味で解放するのは俺じゃない。」
「ン?ドウイウ…モガ!」
厚は男の口元をタオルで縛ると会話が出来ない状態にして、担ぎあげた。
その間も女性は厚を睨んでいた。
「はぁ、君も彼が解放されるのを見にくるんだ。」
「…」
女性の目は厳しさを増したが、厚の後ろに着いて玄関を出た。
玄関の前には厚と担ぎあげられている男以外居なかった。
「それじゃあ、解放しようか!」
厚は男を玄関前の柵から1階に落とした。
その下には数体の奴らが蠢いていた。
「ン―――――!ッング!
アスファルトの地面に落下した男は痛みから声を上げた。その声に反応した奴らが拘束された男に襲いかかった。
「ング!ンガ!アアアアアアア!!!」
男は生きたまま食われた。その様子を女性が真剣な眼差しで見つめていた。
「で、どう思う?」
「どうって…、無理にやられずに済んだけど、やっぱり殺したいって思ったわ。でも実際に殺されるのを見ると…」
「良心が痛むのか?アイツらは最低でも1人以上の無関係な人を殺してるんだ。それも私利私欲でな。」
「…」
「殺されて当然とは言えないが、殺される覚悟がない者は殺しをしてはならないって言うだろ?」
「…あなたはどうなの?」
「俺か?死にたくないから俺を殺そうとする者を殺す。それが世界のルールになったんだ。もう数えきれない数の蘇った奴らを殺してる。まぁ、生きた人は初めてだけどな。」
「…どうして、そんなに平然としてられるの?」
「どうしてって言われてもな。ここに来る途中で助けた女の子がいるんだけど、その子がどこか安全な場所に避難するまで俺は死ねないんだ。だから、絶対に生き残る。」
「…そう、なの…」
「ああ、そろそろ部屋に戻ろう。これからの事を話したい。」
厚は玄関から部屋に戻った。
女性も厚の後に続いた。
13:32
女性の部屋には厚、加藤、加奈とその姉がテーブルを囲っていた。
「助けてもらったのに自己紹介もしないのは変ね。私は内田美香。加奈の姉よ。」
内田美香≪うちだみか≫は20代前半の髪の毛が少し茶色いメガネを掛けた女性で、
その妹の加奈はショートカットの活発的な少女だった。
「俺は阿久津厚。K市に向かってるんだ。」
「私は加藤智子。目的地は無いわ。とりあえず、阿久津さんと一緒に居る方が生存率が高そうだから着いて行ってるわ。」
「そっか。」
美香の言葉の後は暫く沈黙が続いた。
「あ、そういえば昼飯まだだったな。加藤さん、お腹すいただろ?」
「そういえばそうですね。」
「それなら、私が作ります。姉を助けてくれたんだから少しでも恩返しがしたいですから。」
加奈は立ち上がるとキッチンに向かった。加奈の後を、美香が、料理出来ないのにしょうがないわね、と呟きながら続いた。
15:16
食事を終えた一同は部屋に入るのに雨の中、ダンプを上った為に服が濡れていた。
そこで美香の勧めで風呂に入った。着替えは美香の服を借り加藤、加奈、美香と入った。
加藤は黒のジャージを着て、加奈は赤いジャージ。
美香は短パンに大きめのシャツを着ていた。
美香が前かがみになると桜色のロマン印が見えそうだった。
風呂上りの女の匂い、美香の無防備な格好で厚の理性は振り切れる寸前だった。
(煩悩退散、煩悩退散)
顔を赤くしながらリビングを出て風呂に向かうと、脱衣所で物体Xが籠の中で鎮座していた。
青い1組の下着。
厚はこれを手に取って誰の物か確かめるべきか、悩んだ。
悩んだ
悩んだ
悩んだ
悩んだ
…
厚の中の天使と悪魔の葛藤は天使の勝利で終わった。
厚は籠を脱衣所から廊下に出し、服を脱いで浴室に入った。
(っく!ここでもか!!)
浴室には女の匂いが充満していた。
厚のモノは自然と膨張していた。
シャワーから冷水を出し頭から掛けると、昔見たゲイの動画を思い出した。
ムキムキの男性が、腹の出た中年男性との情事。
頭の中で再生された映像は一瞬で厚の膨張率をマイナスまで引き下げた。
シャワーを止め、心の芯まで冷えた体を湯船に入れ温めた。
「あの、お背中ながしましょうか?」
脱衣所から聞こえたのは加藤の声だった。
「いや、大丈夫だから。気にしないで。」
「でも、私は助けられてばかりで何も恩返ししてないじゃないですか。せめて、私が出来る事っていったら背中を流すくらいしか無いかなって…」
「あのね、俺は26歳なんだよ。中学生と裸の付き合いしたら淫行罪で捕まっちゃうよ。」
「いまは警察は機能していないんでしょ?大丈夫です。」
「俺が大丈夫じゃないから!それに、あの2人も居るしダメだって!」
「あの2人に相談した結果が、こうなったんです。応援してくれました。」
その声は脱衣所からのでは無く、はっきりと聞こえた。
その姿は、体にタオルを巻いた姿だった。少しタオルが短いのか危険ゾーンが見えそうだった。
髪の毛は纏めて縛っていて普段は目立たない胸が強調されていた。
「ちょ!入っちゃダメだって!」
厚はとっさに頭の上のタオルを湯船に入れ股間を隠した。
「私も中に入りますね。」
加藤は湯船に入ると厚に背を向け寄りかかった。
加藤は自分のお尻にタオル越しだが固いものが触れる感触があった。
厚の手を強引に加藤の胸に触らせた。
「あの…、初めてなんで優しくしてくださいね…」
加藤は真っ赤に染まった顔で厚を見た。
「!!キャ―――――!!!」
厚は興奮か湯当たりか鼻血を出しながら気を失っていた。
17:23
「う~ん」
厚はソファの上で気を失っていた。
トランクスを履き、シャツ1枚で横になって寝ていた。
その上に掛けられた毛布を加奈が直した。
「大丈夫かな?」
加奈が心配そうに厚の顔を覗き込んだ。
「大丈夫よ。そのうち気が付くわ。それにしても、凄かったわね。」
美香が厚の大きくなったモノを見た感想を言った。
「そんなに大きいんですか?」
テーブルを挟んだ反対側にいる加藤は少し顔を赤くしながら言った。
「ええ、私だってそれなりに経験あるけど、あんなに大きいの見たことないわよ。」
「普通の人ってどんなの?」
加奈は高校生だが未経験だったので、3人の中で唯一の経験者の美香から情報を聞き出そうとしていた。
「そうね、…電話の子機ってイメージできる?あれが標準かな?」
「でも、厚さんはペットボトルくらいありましたよ?」
「そうね、長さも太さもそれくらいね。普通じゃないわ。」
「それってやっぱり苦しいの?」
「う~ん、聞いた話になるけど、あのサイズの慣れたら後戻り出来ないらしいわよ。物足りなくなるって。」
「んー?何が物足りないんだ?」
気が付いた厚が話に加わった。
「!!物資よ!物資!ほら、私たちも一緒に行くなら食糧とか足りなくなるかなって話よね?そうだよね智ちゃん?」
「そ、そうです、食料の話ですよ、別にいかがわしい話なんてしてませんよ?」
「ん、そうか。君たちも一緒に行くなら食事の事考えないとな。君たちはどこか目的地はあるの?」
「そうね、実家がS市にあるの。そこまで連れって言ってもらえるかしら?」
「了解。S市ね。」
S市はK市の隣で高速の降り口がK市の1つ手前にあり、実家に戻る途中にあるので問題ないと厚は思った。
「もうすぐ6時か。夜の移動は避けたいな。」
厚は夜の移動は危険だと考えていた。
暗闇の中では奴らへの対応が遅れると命取りになるし夜中の運転は疲れが溜まるのが早く厚は嫌っていた。
「日が伸びて来てても、朝まで運転するんなんて勘弁して欲しいし、もうすぐ高速に乗れるだろ?すぐに目的地に行けるさ。」
「あ、私も免許持ってるわ。」
美香が免許証を厚に見せた。
「そうか。それは良かった。それなら、俺がダンプを運転して高速道路上で道を塞いでいる車を体当たりで退かすから、美香さんはワンボックスで後ろから付いてきてほしい。」
「いいけど、ダンプなんて運転できるの?」
「大型の免許は無いけど、マニュアルの免許持ってるから何とかなるでしょ。ダンプにガソリンがある前提の話だけどね。」
「わかったわ。食料はどうなってるの?」
「缶詰とペットボトルで4人で、3、4日分かな?高速に乗れば大丈夫だと思うけど。」
「途中のサービスエリアやパーキングで補給が出来れば良いけどね。」
厚と美香が今後の事を話していると不機嫌な顔をした加藤が厚の視界に入った。
「ん?どうした?お腹痛いのか?」
厚が心配して声をかけるが加藤はムッとした表情で答えた。
「何でもありません!大丈夫です!」
加藤からしてみれば、告白以上の恥ずかしい事をしていながら厚の態度は何にも変わらない、もう少し自分を意識してほしいと加藤は心の中で愚痴った。
「女の子は複雑なんですよ。」
加奈が加藤のフォローに回った。
「そうか、女の子は複雑なのか…」
厚の脳内では女の心理は想像できるはずもなかった。
「それじゃあ、明日は朝早くから行動するんでしょ?だったら今日は早く寝ないとね。」
「姉さん、晩御飯食べてないとお腹すくよ?」
「そうね、簡単なものでいいでしょ?すぐに作るわ。」
美香が席を立ちキッチンに向かった。
「私もお手伝いします。」
加藤も手伝う意思を示しながら後を追った。
「私はお布団の準備してきますね。」
加奈が寝室に向かった。残されたのは厚1人だけだった。
(俺はなにしようか?)
厚は窓際に移動すると街頭が点在する道路と明かりの灯されていない民家が見えた。
(この町は全滅したのかな?それとも避難でどこかにいるのか?)
厚の疑問に答える人はいなかった。
19:10
食事をしている最中にワインを持ってきた美香が飲み始め、厚もワインを飲み始めた。
ワイン1本では物足りず、2本3本と空けていった。
いつの間にか、加藤と加奈も飲んでいて収集のつかない事態に発展した。
「う~ん、暑い。なんでこんなに暑いの?」
加奈がそういいながらジャージの上下を脱いだ。
「私も脱ぐー。」
加藤もジャージを脱ぎ下着姿になった。
厚はすでに酔いつぶれていて部屋の端で仰向けで寝ていた。
美香はシャツと短パンを脱いでショーツ1枚で飲んでいた。
「ねぇ、あれって暑苦しくない?」
美香が指さしたのは寝ている厚だった。
「うん、あれは無いね。」
「剥いちゃいましょう。」
加奈と加藤も同意し厚の服を脱がせにかかった。
シャツを脱がし、ズボンを脱がす。
「パンツはどうする?」
美香が、加奈と加藤に聞いた。
「それは、もちえろん」
「剥いちゃいましょう」
加奈はトランクスを手に駆け一気に引き抜いた。
ベチンと音がして厚のモノが腹に当たったあと天を仰いだ。
≪都合によりダイジェスト&音声会話のみでお送りします≫
うわ、大きい。変なにおいする
ほら、見てて。触ると動くのよ
あ、ほんとです。触るとビクっとします。それに硬いです
これをこうして動かすと気持ちいいのよ
うわ、ビクビクしてる
それに口や胸でするのも気持ちがいいらしいわ
口は聞いたことあるけど、胸って?
胸は、こうやるのよ
うわ、すごーい
エロエロですね
胸でやりながら口でも出来るのよ
ははは、阿久津さん寝てるのに腰が動いてる
それは気持ちがいいからよ、
姉さん、私にもやらせてよ
いいわよ
うんしょ、うんしょ
ふふ、智ちゃん、こうゆうの初めてみたでしょ?興奮してる?
興奮ですか?
ほら、智ちゃんも自分のを触ってごらん
え、こうですか?
違うわ、こうよ
う…ん…、あ、はぁはぁはぁ、ああ、気持ちいいです
もう、濡れ濡れね
あ、あ、あ――――――!………はぁはぁはぁ
智ちゃんイッちゃったんだね、あ、加奈!寝るならそれ離しなさい
ん~、眠いー
まったく、こんなに大きなものを独り占めするなんて、
…
加奈も、智ちゃんも寝ちゃったわね、じゃあ、いただきまーす
8:22
「う~ん、何時だ?」
厚は眼が覚めると時間を確かめた。外はまだ雨が降っていた。
「あ、おはよう、早く起きなさい。」
「おはよう…?美香さん、なぜ目を逸らす?」
美香は厚の顔を直視出来なかった。
「なんでもないわ、さっさと準備しなさい。荷物は積み終わってるし、他の2人は車の中にいるわ。」
部屋の中には厚と美香しかいなかった。美香はベランダから降りようとしていた。
厚は大きく伸びをすると鉈入った鞘を掴んでベランダからダンプの荷台に飛び降りた。
ダンプの運転席に乗り込むと刺さっていた鍵を回しエンジンを回転させた。
(ガソリンは十分、高速の入り口まであと少しだな)
厚がアクセルを踏み込むとゆっくりとダンプが動き出した。
彼らの先にあるのは希望か絶望か?
厚はついに高速道路の入り口を目撃する