僕はサイコパスになりたい
ここは元カノの自宅
「うわぁぁぁぁ」
目の前には俺の元カノが首を吊っている。
俺はその光景を見て泣き崩れた。
どうして、どうして、こんなことに
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俺の名前は田中太郎。
歳は27歳で、大企業の会社員だ。
先月、彼女から別れ話を切り出され、別れた。
彼女とは社内恋愛でお互い忙しいと言う事で別れる。
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俺はすぐさま、警察に電話をした。
「もしもし!! 警察ですか!! た、助けてください」
(あはは、おもろい)
俺はひどく慌てた様子で警察とのやり取りを始める。
警察は15分後、指定した元カノの住所に辿り着く。
それから、数日後、事情聴取の為、警察に呼び出された。
「どうしたんですか、刑事さん?」
俺は刑事さんの目をじっと見つめハキハキと答える。
「すみません、お忙しい所、呼び出してしまい、1点御伺いしたい事がありまして」
刑事さんは酷く真剣な眼差しで俺を見つめる。
「......なんですか?」
「首の縄の指紋は彼女のものでした、ですが、彼女の携帯電話のロック解除に成功しまして貴方、彼女に何をしたんですか?」
刑事さんは俺に当たり前のことを聞いてくる。
「え、どういうことですか?」
「彼女の携帯電話、使えなかったんですよ」
「......」
(あ~あ、あ~あ)
俺はじろりと刑事を見る。
髪を掻きむしり、辺り一面に髪の毛が散らばる。
「それに可笑しいんです、彼女の部屋、明らかに綺麗すぎました。普通ならあの年齢の女性なら部屋が多少汚いはず「それはいいがかりでは」」
「それに、まだあるんです。携帯電話の解約日が先月だったんですよ」
(なるほど、もうだめかぁ)
「いいですよ、刑事さん、認めます。俺が彼女を殺した」
「!? どうして、こんなことを」
「刑事さん、【サイコパス】を知っていますか?僕はそれになりたい」
刑事さんが震える。
「お前、まさか」
この現代において最も犯罪的な病気は【サイコパス】だと世間に認定された。
それの主な原因は【サイコパス】は限定的に異能を発現できるというものだ。
その発現は特殊であり、有名なのは先日、【日本で最後のサイコパス100人斬りをしたジャックザリッパー】が捕縛されたことだろう。
彼は先日、特殊警察コンパスの能力者により、捕縛され、そのジャックザリッパーの取得条件が明らかになった。
「そうそれは、愛するものの身体を切り刻む事。刑事さん、僕はね、彼女を愛していた、今でも思い出す、嫌だ、死にたくない、泣き叫ぶ彼女の表情、あぁ、楽しかった」
彼女の息が絶えるその瞬間まで
僕は笑っていた。
「だって、彼女を幸せにできるのは僕しかいなかった。」
刑事さんは眼を伏せ一言。
「お前は罪を犯した、これから君は死刑になる」
皆が僕を見ている。
恐怖するもの、憎むもの、嫌悪するもの。
様々な感情が俺へと降り注ぐ。
僕はこれから斬首刑に処される。
今でも思い出す。
彼女の笑った笑顔を、そして、彼女が他の男と寝ていたあの光景を。
(あははは)
バサっ
僕はそのまま死んだ。
この日、日本で最期のサイコパスが生まれる予定だった。
その能力は凶悪で神からの贈り物というものもいるだろう。
だが、彼に渡ってしまった。
この能力はあらゆる【サイコパス】の能力を完全再現できるものだ。
田中太郎
【サイコパス】
完全犯罪
【???SIDE】
「ふふ、良かった、無事こっちに転生できそうね、またよろしくね、田中君」




