2016年3月18日
2016年3月18日 金曜日 くもり
昨日に引き続き、絶好の球技大会日和だった。
種目がほんと謎だけど、まあまあ楽しかった。
成績も良かったし。
後、D組の子がメッチャ可愛かった。
以上、2016年3月18日の日記より(一部改変)
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5月の第1定期考査から時間は一気に飛んで翌年の3月。
この間も懐かしい事とかが一杯あったけど、ボクと彼女との初めての接点は、もうすぐ二年生になろうって時にやった、球技大会だった。
この球技大会は毎年、卒業式の後にやる行事で、二日間かけて行う 結構大きな行事だ。
体育祭が一日なのに何故? って、思ったけど、在学中に質問したわけでは無いので、真相は分からない。
ただ、毎年盛り上がる行事なのは間違いない。
そんな球技大会でボクが担当した種目はアルティメット。
究極ってなんだよ! と初めての競技名を聞いたとき心の中で突っ込んだのを良く覚えている。
このアルティメット、馴染みの無い人の方が多いと思うが、ようはフリスビー。
フリスビーを使って行う、ラグビーみたいな競技だ。
詳しい競技の説明は省略。
ボクらの学校では、何故かこのアルティメットを体育の授業で取り上げている。
なので、ボク達の学校では全員授業でやったことがある競技だ。
そして、これもまた不可解な事に、そのアルティメットを球技大会でやる。
一年生の時にボクが参加したのがこのアルティメットだった。
男女合同でのクラス対抗戦。
その対戦相手のクラスに彼女がいた。
約一年の高校生活を過ごしたわけだが、ボクはこの時初めて彼女を認識した。
初めて見た感想は、綺麗な黒髪で、顔もメチャクチャタイプという、ハッキリ言って一目惚れだった。
客観的に言えば、他にも可愛い子や綺麗な子は一杯いるから、一番人気にはならないかも知れないが、確実にクラスにいたら、その中で上位には入るだろう。
まあ、他の人の意見はどうでも良くて、兎に角ボクにはドストライクだった。
ただ、余り運動が好きでないのか、球技大会には積極的では無さそうだった。
これについては、この日にその理由が判明した。
運動音痴。
彼女は否定するけど、間違いなく彼女は運動音痴だった。
フリスビーを投げては、敵も味方もいないコート外に飛んで行き、フリスビーを取ろうとしても、その手が綺麗に空を切る。
終始、フリスビーに関わらないよう、関わらないようにプレーをしていた。
そのどんくさい感じが、最高に可愛かった。
狙っては絶対に出来ない、ファンタジスタの様な凡人には想像も出来ないプレー。
ボクは間違いなく、この日、彼女のファンになった。
まだ名前も知らない彼女の事を、もっと知りたいと思ったのだ。
これがボクの一方的な彼女との出逢いだった。