2017年8月10日
2017年8月10日 木曜日 くもり
今日は天国!!
昨日みたいな暑さはもうこりごり。
ただ、天気は最高だったけど、勘はイマイチだった。
結局、外して教えてもらえず……。まあ約束だからしょうがない。
受験終わったら教えてもらえるんだし、今は確りと勉強しようと思う。
以上、2017年8月10日の日記より抜粋
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この日の前日、ボクらの住んでいる場所ではこの夏一番の37度超というバカみたいな気温を叩き出した。
外に一歩踏み出そうものなら、その瞬間に汗が吹き出す。
室内にいても、腕の下にある問題集が汗でふやけてしまう程だ。
ただ、この日、8月10日は前日の猛暑から一変して、とても過ごし良かった。
忌々しい太陽は陰って、気温も28度位までしか上がらなかった。
28度も暑いことに違いないけれど、昨日から約10度も下がったせいで、とても快適に感じた。
それで日記に天国!! と書いたのを思い出した。
28度で喜んでいたことと併せて、この頃ボクの受験勉強が全く捗っていなかったことが日記を読み返すと分かる。
それは、彼女からこの小説家になろうというサイトを教えられて以降、ボクはこのサイトにドハマりしたからだ。
携帯さえあれば、何時でも何処でも読みたいときに小説を読める。
そして作品の数は星の数程ある。
ランキングを信じるも良し、自分の勘を信じて発掘するも良し。
楽しみかたは、きっと読み手の数だけある。
その素晴らしいサイトの前に、ボクの自制心は完封なきままにやられてしまっていた。
その証拠に、当時の日記には読んだ作品の感想がずらずらと書かれている。
間違っても、受験勉強の合間に読んだという数ではない。
この頃は、好きなミステリーの他に、本来はあまり読まないハイブァンタジーのランキングにも手を出していた。
と言うのも、彼女との会話の中でたまたま彼女が作品を投稿しているのを知ったのだけど、その作品の名前やペンネームは教えてもらえなかったのだ。
恥ずかしいっていうのと、勉強の邪魔になるからっていう理由で教えてもらえなかった。
ただ、会話の中でどうやらハイブァンタジーのジャンルでランキングに載っていることが分かった。
教えてもらえないと気になるもので、知りたいと駄々を捏ねたけれど、彼女が頷くことは無かった。
どうにかチャンスを貰い、ボクが3作品を予想して、その中に有れば教えて貰え、外したら試験が終わった後教えて貰う約束を取り付けた。
今振り返ってみると、すんなりと教えて貰った方が受験勉強的には良かったのだけど、まあこれはこれで楽しかったから良いとしよう。
結論からいうと、ボクは3作品で彼女の作品を当てられなかったのだがハイブァンタジーというジャンルが面白いということを知ったのだった。




