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*027 Lia 「綴る想い」

 色々な思いが頭を巡っていたからだろうか。気が付くと歩いて半刻程かかる村がもう目と鼻の先まで見えていた。僅かに星を見せ始めた空は、やがてこの朱色の空を漆黒に染める。先日のような曇り空とは違い、光を遮るもののない綺麗な星空になることだろうと予想出来た。


 村で何度かすれ違った人に挨拶をし、やがて私は家に着く。

 玄関を開けて廊下を歩き部屋に入る。薄暗い部屋の椅子に座り、紙とペンを取り出した。自分の考えていることを纏めるため、走り書きで色々な事を字に起こした。

部屋に光が失われる頃になって、なんとなく自分の考えが纏まった気がする。


私は部屋を照明のインスタントで照らし、デスクの引き出しから綺麗な便箋と封筒を取り出した。

私は纏まった考えを便箋に綴る。


 親愛なるアルフレッド王へ。


 そう書き出した手紙は、想像したより長い文章になった。

 陽がその自重に耐えきれず沈んでいく様を横目に、空は朱から紫へと染まっていく。

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