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鋼鐵の巨人を駆る者  作者: 鯰大王
01:「転生」
3/4

第3話 操縦者に成るには?


 父さんに聞いた所によると、鋼人騎を動かすには、体力 想像力 魔力 の3つが必要らしい、魔力と言っても、アニメなんかに有るような、火 水 風 土 等自然界に在る物などを攻撃に使う魔法はなく、精神エネルギーを使い鋼人騎の心臓部にある『BC-ブラック・クリスタル-』に命令を送る位しか使い道は無いらしい。


 ちなみに、体力は機体の動きで掛かる『G-重力-』に耐え振り回されない為、想像力は何を隠そう鋼人騎は操縦かんを握り操縦するのでは無く操縦席に座り考えた通りに動くからである。


 魔力はさっき説明した通りである、俺的には一刻も早く体を鍛えたか鍛えたかったんだが、父さんと母さんの二人に別々の理由で止められた。


「ユウ、小さい頃から急激に体を鍛えると体を壊す事に為るよ」

「ユウ、それも心配だけどお母さんはゴリマッチョの息子なんか見たくないは」


 お母さんの心配はともかく、父さんの意見は最もだ、俺は魔力操作と想像力の訓練をすることにした、それにしても ゴリマッチョ なんて言葉こっちの世界にも有るんだ。


 魔力の訓練にはBCで出来た野球のボール大のBC球を使うらしい、この球体は魔力に反応するらしく魔力を込めると思うとおりに動くらしく、これで 魔力操作 最大魔力量 想像力 が鍛えられ一石三鳥なので1番一般的な訓練方法なのだそうだ。


 それでも2歳から、こんな訓練をする子供は居ないらしく2人から訓練の許しを貰うのに苦労した。


『さて、2人から訓練の許しを貰ったんだやらない手は無いよな』


 ユウは試しに父さんから貰ったBC球に魔力を込めて動かしてみる事にしたが、思う様に球は動かない、やはり2歳児の魔力量では中々難しいようだ、練習していたら魔力が枯渇して倒れ両親に心配された、ついでに怒られたこの時の母さんは怖かった、こうして1回目の訓練は終了した。








 1回目の訓練から7日1週間たった、今更だがこの世界でも1分は60秒、一時間は60分、1日は24時間、1年は365日だった。


 毎日魔力の枯渇に成り掛けながら練習した結果最、最大魔力量が上がりBC球を魔力枯渇のギリギリまで使い、1メート位動かせる様に為って居た。








 また1週間たち毎日魔力枯渇のギリギリまでBC球を操作した結果、魔力を枯渇させる事もなく5メートルほど動かせる様に為って居た、このまま行けば目標の10メートルまで次の週までには届くだろう。








 また1週間がたった何とか目標の10メートルに届いた、最大魔力量は毎日欠かさず訓練した結果かなり上がった様だ、今と成っては汗1つ掻かずにBC球を動かせる。


 今日は仕事が休みの父さんが訓練を見ていて次に課題を出してきた。


「ユウ、次は空中に浮かせる練だな」


「はい!、とうさん」


 の新しい課題が始まる。


 父さんから、新しい課題を出された俺は、物を浮かせるとゆう事の難しさに今に成って頭を抱えていた。


 そもそも人間は道具を使い、物を宙に上げる事は出来ても、人単体では物を放り投げる事くらいしか出来ないのだ。


 しかし、俺は自分の頭の固さにきがついた、ココにはイメージに反応する魔力が有るではないか、何も深く考える必要はない、イメージすれば良いのだ。


 俺は宇宙飛行士が無重力空間で物を浮かせているのをイメージしてBC球に魔力を込めてみたすると今までの苦労は何だったのか、簡単に浮いてしまった。


 その夜仕事から帰った父さんに、BC球が浮いた事を報告に行くと、父さんに大変驚かれた、どうやら父さんは俺がこんなに早くBC球の浮遊に成功するとは思いもしなかった様だ。


 父さんの話によると10歳からBC球の訓練を始め15歳位までに浮遊に成功出来れば十分優秀なのだそうだ。


『まあ、俺の場合は前提条件が違い過ぎるわな、地球の知識があるしな』


 BC球の浮遊に成功した俺は、今はこれ以上教える事のないと言う父さんに、体が成長したら鋼人騎の操縦者用の格闘術の訓練をして貰う事を約束して、体が成長するまで、最大魔力量アップと想像力を鍛える為にBC球の操作訓練をすることにした。


 今更だが、父さんの仕事は鋼人騎搭乗者育成学校を卒業した新人の教官や改良機のテストパイロットをして居るらしい。




 それから1年がたち3歳に成った、俺の最大魔力量は順調に上がっている様だ、父さんが仕事場から持って来た魔力測定機によると、俺の最大魔力量はすでに10歳児並みだそうで両親2人とも驚いていた。


 それから、念願の妹『エレナ・フォレス』が誕生した、赤ちゃんが出来たと聞いて嬉しさのあまり母さんを持ち上げクルクルと回って喜んだ居た父さんだが、妹が生まれた時は、嬉しさのあまりはしゃぎ過ぎて病院の方々に怒られていて、それを隣りで見ていた俺は少々恥ずかしかった。


 かと言う俺も内心はお祭り騒ぎだった、念願だったのだから大目に見てほしい。


「えれな、かわいいね~~」

「可愛いわね~」


 ベビーベットの中で天使の様な顔で寝ているエレナを脇から母さんと2人で眺めていると、エレナが泣きそうな顔に成りながら手が何かを握るように開閉を繰り返していたので、一指し指を近付けると小さな手のひらで俺の指をにぎってまた天使の様な顔でスヤスヤ眠った。


『エレナお前の為ならお兄ちゃん魔王でも倒せそうだよ』


 俺がそんな事を考えていると、隣で母さんが微笑ましそうに僕らを見ていた。


「エレナは、ユウの事が好きなのね

「ぼくも、えれなのこと、すきだよ」


 夜、仕事から帰ると父さんは一目散にエレナの寝てる部屋へ駈け込んで行きただいまのキスをする、すると起きて泣き出してしまう。


「あ・な・た!、何で、何時も 何時もエレナを泣かせるの」

「俺だって、エレナを泣かしたい訳じゃない、何故か泣かれてしまうんだ(泣)」

「だったら、近付かなければ良いでしょうに」

「俺は、娘の寝顔も見れないのかよ(泣)


 2人がそんな会話をしている脇で俺はエレナに人差し指を握らしていた、俺の人差し指を握ると泣いていたエレナは満面の笑みで俺に笑い掛けてきた。



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