第1話 その終わりは突然に・・・。
初投稿しました、自身はあまり無いです、投稿は不定期です温かい目で見て下さい。
「それじゃ~、お先に上がります」
宅配便を主に扱う会社の支店にある従業員出入り口から一人の青年が眠そうな目を穂こすりながら出てくる。
「ふぁ~~、ねむぃ」
夜勤の仕事を終え、彼は夜中に録画予約していた巨大ロボットアニメを見る為に眠い頭と戦いながら、耳に付けたワイヤレス・ヘッドセットで音楽を聴きながら、アメリカンタイプのバイクを家えと走らせていた。
『しかし、今日の仕事も疲れたぜ、支店長人増やしてくれないかな。
まあ、そんな事よりアニメだよな、先週の続きが気になる気になる』
そんな事を考えながら交差点を曲がった時である、考え事をしながらバイクを走らせたのがイケないのか、音楽がイケなかったのか、それとも、眠い頭がイケないのか、赤信号を無視してトラックが突っ込んで来るのに彼は気づけなかった。
「えっ」
彼が気づいた時その体は、バイクから投げ出され宙を舞っていた。
『これは、やっぱり俺は死ぬのかな、せめてアニメの最終回まで見たかった。
バイクも買い替えたばかりなのに、もうお釈迦かよ(泣)。
親父に母さん姉や妹、死ぬ前に一度会いたかったな』
青年はこんな事を考えながらアスファルトの上に叩き付けられた。
ヘルメットは割れ、頭からは血を流し、腕は向いてはいけない方向を向いていた。
おそらく内臓も遣られているだろう口からは血を吐いて倒れていた。
青年の運転していたバイクを撥ねた、トラックの運転手は、青年がこんな事を考えているとは知る筈も無く、自分のしてしまった事に顔を青くしながら救急車を呼ぶために携帯で電話をしていた。
五分ほどして救急車が現場に着く、救急車内で応急処置を施された青年は病院に運ばれたが医師たちの治療の甲斐無く数時間後にこの世を去った。
いかがでしたか?、コメント有ると嬉しいです。