表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/11

幕間



 焼け焦げた家。

 鉄臭い匂い。


 ゆっくりと確認するようにカイルは深呼吸してから、村の外へと足を進める。


 村の入り口。

 風に晒されてボロボロになった紙があった。


「……読めないな」


「別に良いだろ? 読めなくても」


「……そうだな」


 貼り紙を手に取り、ぐしゃりと丸めて捨てる。

 もう、要は全て終えた筈の村の方をカイルが振り返る。

 


「……どうかしたか?」


「鳴き声……?」



家畜の声が風に乗り静かになった村から聞こえてきた。

   

「俺も……世話してた……」


 被害の少ない村はずれの家畜小屋をカイルは虚ろな目で見つめる。


「確かに……懐かしいなぁ……」


 ノアはカイルを労るような視線を向ける。

 両親を亡くして、自分で何とかするしかなかった。


 一人で途方にくれてた時に、一緒にいてくれたのが……。


「……ノア」


「ん……?」


「約束……」


 自分の手をぎゅっと握り締めるカイルの横にノアが寄り添い、微笑みかける。


「……分かってるよ」







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ