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プロローグ
お前は笑ってる方が可愛いよ―・・・
それがおじいちゃんとわたしとの最期の会話。
小さい頃からずっとずっと一緒だったおじいちゃん
わたしの元から消えてなくなってしまったの・・・
何処か遠くて行ってしまったの
遠くって何処なの?
わたしはもう逢えないの?
おじいちゃんとの約束。
わたしは守れたけど護れなかったの。
わたしは言いつけを破った悪い子だから
だからおじいちゃんとは逢えないの?
悲しい・・・
悲しい・・・
どうして・・・
どうして・・・
神様なんて大嫌い。
そう子供心に何度思ったか。
幼稚な頭でそんな事をいつまでも思っていたのだ。
今回は実話を元に書こうかと思っております。
運命って残酷ですよね?