第一話 俺が転生してきた日
転生してきた俺は、初日からのんびりライフを送れるのか!?
俺の名前は高橋健人(38)独身だ今日は友だちと飲みに行ったとても楽しい時間だった...でも帰り道駅前の交差点でおばあちゃんが轢かれそうになっていた。俺は酔っていたがそんな酔いも吹っ飛び、おばあちゃんを庇って死んでしまった。あっという間な人生だった、俺はどこか何も無い空間に突然いた。そして、俺は「異世界転生なんてあんなのやっぱり夢物語だよな」とボソッと言って少し笑って、大きなため息をついた。そんなとき突然ー
ーあなたにはずっとここに居られては困ります。なので今から言う2つのどちらかを選んでください...1つ目はこのままの記憶と魂で違う世界に行く、2つ目は諦めて魂とともに消滅する。さぁ早く決めなさい!ー
(このままいい人生を送れずに消滅してたまるもんか!)「お、俺は!どんな世界でも意地でも言ってやるぜ!」
ー承知しました。では、今から”転生”の準備を始めます...1%、25%、57%、83%、99%、100%!では、楽しい生活を遅れるように祈っていますよ。ー
「あぁ!」
急に視界が暗くなり、気づいたとき...
「あ!やったあ、これでやっと何にも巻き込まれないのんびりライフを送れる!...ん?何だここは鎖で手足を拘束されている...ま、まさか(外をチラ見して)今これって務所に連れて行かれてんのぉぉぉぉぉ!」
「おい囚人!騒ぐな!次騒いだら命がないと思え...」
「わ、わかりましたすいません(まさかこんな異世界転生をするとは想像もしていなかった。クソぉ...あいつ変なところに転生させやがって...)」
ゴゴゴゴゴ...大きな城の門が開き、偉い人みたいな格好の人だ出てきてチェックを行っている
(な、何をしているんだ!?怖いなぁ)
「おい囚人共ついたぞ!さぁ、さっさと降りろ!手間を掛けさせんな!」
コツコツコツコツコツ...
「っ!」(何かが来る!)
「諸君ご苦労さま、休んで良いのになぁ。てかみんな若いなぁ、ほんと。では、諸君に今日最後の依頼をするよ!この囚人候補の人たちに尋問して、その結果の提出だ!いいか...よし!かかれ!」
「は!隊長!」
(あいつがここのトップなのか?もっと調べる必要があるな、よし!尋問の時に1暴れして直接話ができるか試してみるか...)
「おいそこの囚人!お前の部屋はここだ!お前の番になるまで待っていろ!番になったら呼びに行く...」
「は、はい!」(ったく!面倒くさいな漫画とか暇を潰せるものとかないのか?)
−5時間後
「おい!」
「ん〜...?Zzz」
「おい!何度呼ばせんだ!さっさと起きろ!尋問の時間だぞ!」
「は、はい...すいませんでした。今度から気をつけます。」(ちっ!何だよせっかく寝てたのに起こすんじゃねぇよ全く)
ガチャン!「くれぐれも、この尋問室から出ようとするなよ。まぁ、鍵はしまっているのだがな。」
「はあ...わかりました。」(鍵しまってるんだったら「出るな」って言っても出れねぇから問題ないのに、こいつホントに少尉か?)
「では、今から尋問を始める。まず、お前が一週間前にしていたことを教えろ。」
(一週間前だと!?おれまだこの世界に今日来たばかりなのに知るわけ無いじゃん。何なのこいつもしかして俺が今日転生してきたことわかってないのか。でも、わかってなくても、言って損はないか...)
「おい、あの俺は今日、転生してきたんだ!だから一週間前のことなんかわかんないぜ!」
「馬鹿言うな!転生?そんなもんあるわけがない、いいか次このようなふざけたことを言った場合、お前が真犯人じゃなくても強制的にそうさせるからな!もう一度聞く、お前が一週間前にしていたことを教えろ。」
(いやそれが本当なんだって!もうどうしたらいいんだよ!人生クソだ!)「だから、俺は今日転生してきたんだ!だから一週間前のことなんか前世の記憶しかないに決まっている!おい、そこの少尉共!ここのトップを呼んで来い!お前らじゃ話にならない...」
ーと俺は椅子をぶん投げたりして暴れた...
「しょ、少尉これは流石に...」
「あぁ、あの方を呼ぶしかないな...」
ー約10分後
コツコツコツコツ...
(あ、さっきの音だ!トップに違いない...よし!)
「なんじゃ、このありさまは!はぁ、てか我を呼んだのは貴様か?囚人。」
「あぁ、そうだ。この俺だ!」
「なんのようじゃ、こんなにも荒らしよって、お前は何がしたい?」
「お前、俺は転生してきたんだ!しかも今日...そんなわけもわからない、事件の犯人なわけねぇだろ!」
「...確かに、この世界には魔王が現れたときだけ神から転生者を授かるでもその転生者がどこに落ちるかは不明...わかった...諸君!この世界すべての場所を調査し、転生者を見つけろ!」
「は!わかりました...隊長!」
「囚人くん、貴様がもし転生者ではなかった限り、貴様は死刑だ。いいな?」
「あぁ!いいとも!」(よし!これで死刑はないだろう)
ー部屋に戻ってきて
「お前は少尉たちの帰りを待て結果が出た次第、お前を呼び出す...それまでは部屋の中に居ろ。」
「わかった...」(もう大丈夫なはずなのになぜか嫌な予感がする...)
次回!「第二話 勇者タケト誕生!」
お楽しみに!