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ゲーム世界の1000年後に転生した俺は、最強ギフト【無の紋章】と原作知識で無双する  作者: 八又ナガト
第二章 アカデミー入学編

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080 ギルドマスター②

 俺たちの目の前に現れたのは、シルフィード支部でギルドマスターを務めていたはずのアリサだった。

 そんな彼女の姿を見て、まずシュナが驚きの声を上げる。


「アリサさんが、どうしてここに……?」


 シュナも以前までシルフィード支部で活動していただけあり、アリサとは面識があるようだ。


「そうですね……」


 アリサは周囲を見渡した後、俺を見て微笑みと共に告げる。


「ここでは話しにくい内容もあるでしょうし、場所を移しましょうか」


 恐らく、俺が貴族であることを隠して冒険者登録したことを言っているのだろう。

 彼女の気遣いに感謝しつつ、俺たちを案内に従って移動することにした。




 アリサに案内された先は、ギルドの応接室だった。

 木製の重厚な扉を開くと、そこには本部ならではの贅沢な空間が広がっている。

 俺、シュナ、イルの三人は、アリサと向かい合うようにしてソファに腰かけた。


「さて、改めてご説明させていただきます」


 上品に微笑みながら、アリサは話し始める。

 とはいえ、内容は至ってシンプル。

 彼女は以前まではシルフィード支部のギルドマスターを務めていたが、今年度からは王都本部のギルドマスターを務めることになったのだという。


(そういえば……)


 その言葉を聞いて、俺は以前アリサから聞いたある言葉を思い出した。



『実はその、私も貴族なんです。このギルドには指導者としての経験を積むため一時的に来ているだけで、以前までは王都にいました』



 ――とのこと。

 この世界において、冒険者ギルドは独立した組織というより、国ともしっかりと連携を取って運営する公益組織となっている。

 そのため、アリサのように貴族がギルドマスターの役職に就くことも珍しくない。

 そして当然、国の中心である王都本部は最もその規模が大きく、クエスト数も発生するアクシデントも多くなっている。


(そこのギルドマスターを任されるだなんて……詳しくは知らないけど、アリサさんは思っていた以上に位の高い人物なのかもしれない)


 そんなことを考えていると、アリサは続ける。


「それで、お二人がここにいらした理由は?」


 アリサに問われ、俺はイルの時と同じように、王立アカデミーに通うためだと事情を説明した。

 それを聞いたアリサは納得したように頷く。


「なるほど、そういうことでしたか。ゼロスさんはシルフィード家の方ですし、実力も確かですから合格は容易だったでしょう……あっ」


 何かを思い出したように、アリサが声を上げる。


「そういえば、興味深いことを噂で聞きました」


「興味深いこと、ですか?」


 尋ねると、アリサの瞳が輝きを増した。


「はい。なんでも今年の主席合格者は、ゼロスさんと同じ【無の紋章】だったと。って、そんなことは合格者であるゼロスさんの方がよく知っていますよね……ですが、私にとっては本当に衝撃だったんです。シルフィードでゼロスさんがレベル20越えの冒険者パーティーを倒したと聞いただけでも驚きだったのに、まさか【無の紋章】で王立アカデミーの主席になる人が現れるとは……これまで教わってきた常識を疑わなくてはならないと、強く実感しました」


「………………」


「? 無言でこちらを見つめてどうかしましたか、ゼロスさん?」


 ……どう切り出したものか。

 今の発言的に、どうやらアリサは俺とは別の人間が主席になったと勘違いしているらしい。


 少し考えた末、これについてはとっくに周知の事実だし構わないかと、俺は素直に答えることにした。


「えっと……それ、俺のことです」


「……へ?」


 その瞬間、アリサの表情が凍りついた。

 そして、慌てたように声を上げる。


「ま、待ってください。少し前までゼロスさんのレベルは10台でしたよね? それでもかなり優秀であることには変わりませんが、今年の主席はファナティス家の嫡男や奇跡の聖女を上回る成績だと聞きました。であれば、最低でも40レベルは必要なはずじゃ――」


「あれから上がって、今は50になりました」


「ごっ……」


「あっ、ついでに私も同じです」


「シュ、シュナさんまで!?」


 情報量が限界を迎えたのだろうか。


「…………(ぽかーん)」


 アリサは目を丸くし、しばらくそのまま動きを止めるのだった。

久々の登場ですが、初登場と同じように「ぽかーん」としてもらいました。

次回からダンジョン編開始。まずはイルのレベル上げです!


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ここまで一気に読みました。おもしろかったです。続きも期待しています。
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