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不慮の事故で死んだ野球少年の転生物語  作者: あかあか
少年期 〜南谷クラブ編〜
5/13

明日に向けて

前回、練習と予告しましたが文章量的に無理でした。すみません。

色々あって野球を始められたのはいいのだが…

「道具がない!!」

そう、道具がないのである。

ユニフォームはチームから後日配布と聞いたのだがそれよりもバットやグローブがない。

「いやー俺のを使えばいいと思っていたんだが、見つからなくてな」

いや確かにそうだ、その意見には同意する。

けれど失くすは無いだろ。道具を、一応野球してたんでしょ?なんで失くすんだよ!!

「父さん……?本当に野球してたんですか?」

「あ、当たり前だろそうでなきゃ監督とも知り合いなわけないだろ!!」

いや、意外とそうでもないぞ。もしかしたら父さんにとって近所のおじさん的ポジションだったりしたら知り合いの可能性もある。

まぁあの話し方を見たらそうとは疑いにくいけれどな。

「そういえば父さんはどこで道具買ったんですか?」

「ん?俺か?俺は国立野球道具店だな。」

へぇそうなんだ。国立ね、国立……は?

なぜ国立なんだ、おい神また聞いてないことあるぞ。あいつ何してんだよ、マジでこれにはあいつを殴りたくなったが今はそれどころじゃないな。

「じゃあそこに行けばいいじじゃいですか」

「なに言ってんだお前ここからどれだけかかると思ってるんだよ」

あっそうじゃん、ここ田舎なんだった。

「ちなみにどれくらいかかるんですか?」

一応聞いてみたけれどどうせ何時間とかなんだろうな〜

「丸1日だよ!!」

「えぇーーー!?」

そんなにかかるのか、知らなかったよ

「まぁ転移魔法じいさんに頼めばまだ間に合うかもしれないけれど……」

「なに、その転移魔法じいさんって?」

「あーお前は知らなかったな。」

そうして教えてくれたのはこの村の外れに転移魔法を使えるじいさんがいること、そのじいさんは気まぐれだというとこだ。

「じゃあ頼みに行きましょうよ!!」

「そう簡単に言うけれどな、あのじいさんは全く話を聞かない人なんだよ。だから諦めた方がいいぞ」

「でも可能性はあるんだよね?」

「それもそうだな!!じゃあ行くだけ行ってみるか」

というわけで帰ってきてすぐだけれどその爺さんところにしゅっぱ〜つ!!

と、行きたかったんだけれど

「本当にここなんですか?父さん…?」

「そうだが?」

まさかのお隣さんというまさかの形だった。そんなことある?まぁこれも偶然なんだろうなと割り切って話に行く。

トントントン

「「ごめんくださ〜い」」

……

何も返ってこない。居留守なのかな?ええーいそういうことなったら強引突破だ〜

「お、おい何してるんだよお前!?」

「よーし開いたぞ〜」

「人様のいえを勝手に開けるなーーー!!」

と言われたがとりあいず無視しておこう、後々困りそうだしな。

ってそれよりも!!…爺さんどこや?

とりあいず探してみる。勝手に上がってるんじゃねぇよと聞こえた気がしたが気にしない。気にしたら嫌な気がするからね!!

キッチンの方を見てみたらそこに爺さんがいた。もしかしてこれが

「あなたが転移魔法爺さんですか?」

「うむ、いかにもそうじゃぞ。若造よこんな時間になんか用か?」

こんな時間と言ってもまだ6時くらいだよ?

というか思ったより髭長いな、お偉いさんみたいな人だな。

「すみません爺さんうちの息子が勝手にお邪魔してしまって。」

「いえいえ、全然構いませんよ。それより若造や、あめ食うかい?」

いや昔の店のおばちゃんかよ!!というツッコミはさておき、どうやって頼むかだよな〜

「あのね?おじいちゃん。ここに来たのには理由があってね?聞いてもらってもいい?」

フッ我ながら素晴らしい演技だろう。昔お年玉を沢山もらおうとおじいちゃんに、よくやっていた裏ワザ、オネダリだ。

まぁこれに騙されなかったらちょっとヤバいんだが、

「話聞いてあげるぞ〜何でもいうが良いぞ」

フッ決まったな。

「あのねお父さんと野球道具買いいきたいんだけれどね?時間が無くて…王都に転移して欲しいんです。」

「なんだそんなことか、全然聞いてやるぞ。」

まさかの楽勝だった。

そうして転移魔法を使って都市へと行き、道具も買ってきた。全部合わせて金貨7枚だった。日本円になおすとだいたい7万円相当だ。

店長も少し安くしてくれたおかげでボールも買えたし、良かったな〜そして家に帰った。

ちなみにその後転移魔法爺さんは子供が好きということが村中に、広まったためかとんでもない有名人となったがこの話はまたいつかしようと思う。

それはさておき明日から練習。頑張るぞ!!






次回こそは練習編です。楽しみにしててね〜

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