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400.W.S  作者: たちかぜ
5/7

良くない傾向ですね、と医者が形の良い眉をひそめて言った。

そんなに落ちついた返答で済ませていいのだろうか。

「治りますか? 私」

「少し難しいかもしれませんね。でも,睡眠薬の服用はあまり薦めたくありませんし・・・・・・」

せつの病は、普通の病ではない。奇病だ。

夢の世界から現実に、物を持ってきてしまう。

始めは糸とか小石だったが、今では人形一体。

隠すことだけ考えていた両親も、これ以上隠しつづけるのは無理と判断したのだろう。

優秀なお医者様だからと、このあばら屋に連れてこられ、

せつの両親は挨拶もそこそこに帰って行った。

「こうしましょう。これから寝る前に冷たい番茶を一杯飲んでください。

まずこれで様子を見ましょう」

そしてここの若い医者は、せつの症状にも驚かず、

治るとは到底思えない助言をくれた。

しかし数日後、せつはこの医師のすごさを知る。

<了>

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