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origin of world  作者: キノカミ
1/1

始まりの話

初小説で、色々と至らぬ点が多い事かと思います。

改善すべき場所等ありましたら、ご指摘頂けると幸いです。

「世界初のVRMMOねぇ...」


 自分の机の上に置かれているヘルメットのような機械を眺めながら、さかき 一幸かずゆきは呟いた。

 このゲーム『origin of world』は世界初のVRMMOであると言うこと、そして事前情報がRPGであるという程度しかないミステリアスな雰囲気も相まって今最も注目されているゲームで、限定二万台しか生産されておらず応募者の中から抽選で選ばれた者しか手に入れることは出来ない代物である。因みに友人も何人か応募していたが、俺以外は全員落選していた。


「いいなぁ! 俺にくれよ! 」


 そう言って『origin of world』ことOOWに手を伸ばしているのは、弟の浩司こうじだ。


「ダメだ」


 そう言って弟の手を払うと、俺は時間を確認した。

 午後八時五十分。OOWのサービス開始時刻は午後九時からなのでまだ少し時間があるが、色々設定しなければならない事もあるようなのでOOWを被りベッドに横になる。そして目を閉じると、視界が深い青に染まる。


「origin of worldの世界へようこそ。職業の選択と、プレイヤーネームの入力をお願いします。」


 というアナウンスの後、俺の手元に半透明のキーボードが浮かんできた。


「職業か...うわ、こんなにあるのか」


 職業リストには実に多彩な職業が記載されていたが、俺は【魔法剣士】という職業を選んだ。理由は単にカッコよかったからだ。次はプレイヤーネームだが、面倒だったので【サカキ】とした。


「魔法剣士のサカキ様でよろしいですか?」


 というアナウンスと共に、目の前にyes / noと書かれたボタンが浮かんできた。俺がyesを押すと一瞬視界が光に包まれた。何が起きたのか理解出来ずにいると


「アバターを自動生成しました。」


 アナウンスが入り、服装が青を基調とした服に変わっていることがわかった。


「以上で設定は完了です。OOWの世界をどうぞお楽しみ下さい。」


 アナウンスが喋り終わった瞬間、周りに建物や噴水、人間が生成されていく。中世ヨーロッパを思わせるレンガ作りの建物や時計台、噴水などのあまりのリアルさに俺は感嘆の声を漏らした。


「スゲェ...」


 俺がいるのは噴水前広場と言った感じの場所で、俺と同じような服装で口々に歓声や驚きの声を上げている人々は、恐らくプレイヤーだろう。回りを見ているとアナウンスが響いた。


「皆様、ご当選おめでとうございます。開発者の利田成行としだ なりゆきです。全員のログインを確認後、サービス開始セレモニーを開催いたします。セレモニー終了まで、広場からは出る事ができません。バグではごさいませんので、どうぞご安心を。もうしばらくそのままお待ち下さい。」


 全員が揃うまで、そう時間は掛からなかった。午後九時十分、ついにセレモニーが始まった。開発者の挨拶に始まり、チュートリアルを兼ねたプレイヤー同士の模擬戦闘等を楽しんだ。説明によるとこの世界は現実よりも広大で、世界各地にダンジョンと呼ばれる高難易度の迷宮が存在しており、そのすべてを攻略しこの世界の謎を解き明かすというのがゲームのクリア条件らしい。


「皆様。最後に私から皆様へ一つプレゼントを用意しております。」


 そう言って利田が右腕を動かすと、俺の元へ一通のメールが届いた。


「そのメールの中身は、オンリースキルと呼ばれるあなただけのスキルです。そのどれもが強力なものばかりで、必ずや皆様の冒険の役に立つことでしょう。」


 利田が話し終ると、早速メールを開封しスキルを確認してみた。


 スキル《マルチロックオン》

 効果...複数の敵をロックオンできる。ロックオンした敵への攻撃は、追尾性能を得る。



 おお。中々のスキルだが、剣士の俺からしたら投げナイフかちょっとした魔法にしか効果が乗らないんじゃないか? なんて考えていると、利田がとんでもない事を言い出した。


「因みにこのゲームは死亡時のリスポーン、いわゆる死に戻りというシステムが存在しません。ゲーム内での死亡は現実世界での死亡に直結します。そして、ログアウト機能もございません。現実世界への帰還方法はただ一つ。ゲームクリアのみです。それでは皆様、頑張ってこの世界の謎を解き明かして下さい! 」


 咄嗟に意味が理解出来なかった。ゲームでの死=現実の死だなんて、全く予想だにしていなかった。


「ほ、ホントにログアウトボタンが無ぇ! 」

「ふざけんな! こんなの犯罪だろ! 」


 等怒号を発する者や泣きわめく者で、広場は阿鼻叫喚の様相を呈していた。


「それでは、これにてセレモニーを終了しフィールド制限を解除致します。」


 利田はそう言い残し、姿を消した。俺はこれからどうするか考えつつ、利田のいた場所に向かって行く人の流れに逆らうように走り出した。


「クソ! こうなったらやってやる。絶対に現実に帰るんだ! 」


 そう決心して、俺は夜のフィールドへと足を踏み入れた。街を出る際、出口の横の看板を見てわかったが、この街はバルという名前らしい。


「あれがモンスターか」


 少し離れた所に3匹の狼のようなモンスターがいる。最初の町のすぐ近くなので、あまり強くは無いだろうが一人でも倒せるのだろうか? 等と色々考えてみる。


「そう言えば、アイテムって何か持ってるのか?」


 ふと気になって、近くの茂みに隠れメニューを開く。


 プレイヤーネーム:サカキ

 装備

 武器:短刀

 防具

 頭:皮の兜

 胴:皮の鎧

 手:皮の籠手

 足:皮の鎧

 オンリースキル:マルチロックオン


 これが今の装備らしい。インベントリを開くとそこには何もなく、右下に所持金2000sと書かれていた。s(シール)と言うのがこの世界の通貨らしい。俺はメニューを閉じ茂みから出ると、狼達に向かって石を拾い投げてみた。投げる直前、一番出前にいる狼が○で囲まれ少し不自然な軌道を描きつつ囲まれた狼に命中する。


 キャイン!

 ガルルル!ガルルル!


 どうやら怒らせてしまっただけらしい。三匹が縦に並んで突進してくる。一匹目を避け、二匹目をいなしたが三匹目の爪が肩を掠める。


「くっ...」


 俺のHPは一割も減っておらず、何とかなりそうな気がしてきた。狼達に向き直ると、俺は気になっていた事を試した。石を三つ拾い、石に魔法を使う。


「ボム」


 最初から覚えている爆発系の魔法だ。石が狼に当たる事が発動条件として魔法をかける。MPが三割ほど減って、石は赤い輝きを纏う。


「よし。そしてこれを...」


 さっきロックオンした狼にむけて投げる。マルチロックとシングルロックは任意で使い分けられるらしい。これは便利。狼は避けるが、石がカーブして狼に当たる。追尾性能も中々だ。そして、爆発。狼のHPバーが吹っ飛び、青と白の閃光となって消える。


「凄い威力だな...」


 仲間をやられ残る二匹が襲いかかって来るが、避けていなし一匹を切りつけるを繰り返し、残り一匹となった所でまたボム石を投げる。無事狼を討伐し終えるとピコンという変な音がして、名前の横のレベルが2になり、HP上限が15、MP上限が10上がった。


「レベルアップか...早いな」


 最初だしこんなものだろうと思いつつ、俺はメニューからステータスを確認する。が、str(筋力),def(防御),dex(素早さ),int(知識),luc(運)のどれも上昇していない。少し下のSPが5になっていた。


「自分で割り振るのか。」


  とりあえずstrに2、luc以外に1ずつ割り振った。割り振った後、次回から同じように自動で割り振るように設定しておいた。レベルも上り、スキルもかなり応用できる事がわかった俺は作戦を立てたりアイテムを補充したりするため、街に戻る事にした。

なるべくはやく次回作等出していきたいです。

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