第7話 破綻の兆し
どうも皆様、こんばんわ。カナデです。
この話を書いていて思ったのですが、ようやくプロローグが終わった感があります。
最初のほうなので、ホラーというジャンルなのにホラー感が全然無いのが何となく嫌ですね…。
この先はホラー感満載でいきたいですね。
さて、今回の話は少し飛ばして清掃終了後からとなります。
それでは、お楽しみくださいませ。
その日の全ての授業が終わり、帰りのホームルーム前。
僕は自分の席に座り帰る準備をしていると、声をかけられた。
「ちょっといいかしら?」
何の気なしにそちらを見てみると、そこに立ってたのは奈々さんだった。
「僕に何か用事?」
なるべく平静を装いながら、僕は奈々さんに問いかける。
「この後、一緒に帰らない?」
奈々さんは、感情の読めない微笑を浮かべながらそう言った。
今日は特に用事もなく、また部活の活動日でもない。
さらに言うと、いつも一緒に帰る奏夢は部活があり、有希も家の用事があるとかで一緒に帰れない。
なので、
「いいよ。特に用事もないし。」
と答えた。
「良かった。なら校門の前で待ち合わせね。」
奈々さんは嬉しそうにそう言うと、自分の席に戻っていった。
「何を話してたんだ?」
声が聞こえた方を見てみると、不思議そうな顔をした奏夢が立っていた。
「一緒に帰らないか誘われた。」
僕は奏夢にそう答えた。
すると、奏夢は吃驚した表情を浮かべて、
「…マジで?」
と聞いてきた。僕は無表情のまま、
「本当だよ。嘘だと思うなら聞いてみたら?」
と言った。奏夢は吃驚した表情のまま、
「で、どう答えたんだ?」
と聞いてきたので、
「オーケーしたよ。特に用事もないし。」
と答えた。すると奏夢は、
「そうなのか。変な噂たてられないようにしろよ。」
と忠告してくれたので、
「…そうならないように努力するよ。」
と答えておいた。
如何だったでしょうか。
なかなか話が進みませんね…。
最近は少し余裕が出来だしたので、少しづつでも書いていこうと思います。
それでは、また次の話でお会いしましょう。