またはしがない中継ぎ投手編
初投稿となります。
感想・ご指摘・質問等ありましたら、よろしくお願いします。
詳しいことは活動報告で書いていこうと思いますのでそちらの方もよろしくお願いします。
「さあ、試合も終盤2-2の同点七回裏1アウト1塁2塁、この後には4番5番とチャンスのギガンツです。――おおっと、ここでベアーズはピッチャー交代か!? …………キングです、キングが登場です!!」
名前を呼ばれ悠々とマウンドに登るのは金髪碧眼の男。
「今年一年目にして、既に一軍での投球50回以上を越え未だに防御率が0点台という驚異の新人です。しかもまだ15歳という若さ! さあ、キング! このピンチをどう切り抜けるか!?」
十代のあどけなさの残った顔に獰猛な表情を浮かべマウンドに立つキング。まるでこれからのピンチを楽しむかのようにニヤリと口の端を吊り上げ投球練習を行う。
「投球練習を終え、ギガンツ4番大室に対する一球目は――――」
1年目にして驚異の記録を出した新人キング――太田誠――は、結果とは裏腹に「自己中」「傍若無人」「暴君」として有名であり、そのことが原因で選手、コーチ陣と折り合いがつかず僅か一年で球界を去って行った。