バレンタインデー(当日)
バレンタインデー、好意を寄せている相手に想い伝える。数多の青春が巻き起こっては、散ったりするイベント。校内は色恋沙汰で盛り上がる。
「………」
この慣習を良しとするか、悪しとするかは、個人判断なのは間違いない。色恋にうつつ抜かすのは愚か、学校は学び舎とキッパリ分けている者だって少なからず居る。
「………」
いや、寧ろ無くすべきかもしれない。だって、そうだろう。全員が、青春を謳歌できる筈など無いのだから。殆どの場合が散る───気がするのは作者の意見としてではない!
「………」
断じて、そう。何故なら、モテない奴は何をやってもモテない。何度も言うが、これは作者の経験則ではない。大事な事は何度でも言おう。非モテは確実に存在し、この日終わるまで精神ダメ被るのだから───
「………え?」
「じゃぁ、宜しくね」
「あっ、はい…………………………………………………………………………………………………………………………………………………なんでじゃーーーーー!!!!」
ほらね。
被害者がまた一人。
呼び出されたのに落胆しているのは、紛れもなくタケル、今日2度目。
「確かにスサノオ、イザナギとは同小だったけどよぉ、そんなに仲良くねぇぞ……ん?」
タケルの前方、トボトボと歩くのはオロチ。
「…………やぁ」
「…………よぅ」
察した。自分と同じ状況だということに。
「オロチんも、スサノオたちの?」
「いや、僕のは……タギリ先輩だよ」
「はあぁァァ!?」
男勝りのタギリは同性にモテる。
「この流れでいきゃあ、番長もか?」
「や、番長はそれなりに貰ってるらしいよ」
「この裏切りものおぉォォ!!」
「僕に言わないでよ」
「はあぁぁぁ、やってられねー、なんだこのお使い、パシリじゃん」
「だね」
チョコを欲した者と欲さない者。両極端だが、親友には変わりない。
それに───
「───ハイ!!」
いつぞやのように、施物は神から送られた。但し単身、いや単神。
「アマ……」
「アマちゃん……」
購買の時然り、女神は二人の下にやって来たのだ。
「勿論、友チョ……義理チョコだから!」
幼馴染の慈悲。
だが購買のように、全てが丸く収まるはずも───
「マズっ、殺す気か!」
「うぐッ………(ピクピク)」
「仕方ないでしょ、初めてなんだから!それに、そこまではマズくないわ!オーバーリアクションよ!被害妄想よ!!」
───なかったのだった。
どうも、おはよう、こんにちは、こんばんわ、おつかれさまです(・∀・)
この作品に出会ってくれて感謝。
更新日は不定期です。
このコメディ作品はあと2話で完結します。
最後まで宜しくお願い致します。




