テスト結果、そして……
【テスト当日】
「しゃオラー!俺はやる!!」
【テスト終えて】
「いや、たぶん、そう、いけてる……はず、大丈夫だ、絶対、そう絶対、俺が………勝っている!!」
【結果発表】
「……………」
ポンッと肩に手を置くのはオオクニヌシ、続いてタギリとタギツ。学年問わず、結果は廊下に貼り出される仕組みであり、得点上位者の名前然り、下位者────つまりは、赤点組の名前もしっかりと載る。赤点組は補習対象になってもいる。
「……………」
何も知らないであろう、アマテラスや卑弥呼でさえ、何かを悟ったかのように肩を叩く。
ポンッポンッポポンッッと、韻を踏む。
「……………」
呆然と明日を見る。
その眼は虚ろ。
「俺の………」
瞳に精気は無い。
「告白タイムが………」
ただの屍のようで、足取りはフラフラ。
「そう、だ」
向かうは上。
「なら───」
高み、遥かなる先。
「あそこへ───」
心の扉、開けた空は青い。
「───あぁ」
感じる風。
「あぁ……」
空気も澄む。
「うぅ……」
絶景な真下。
「はぁはぁ」
足が竦み───
「はぁはぁ」
強張る声───
「はぁはぁ」
飲み込む唾と───
「……ッ」
覚悟する意志、そして────ハイジャンプ。
雄叫びが断末魔のように響き渡る。
それは、真横で眺めていたオロチに良く聞こえた。
「いやぁ、赤点取ったぐらいでバンジーするなんて、肝が据わってるよ。タケちゃんは最高だね」
「ハギヤアァァァ……!!」
「約束を守るとは見直したぞ」
「ウギャアァァボォ☓◯■△▼☓■……」
赤点だった場合の約束をタギリとタケルは交わしていた。約束というよりは誓約に近いかもしれないのは、逃げることはおろか、問答無用に縛られ谷に連れて来られたからだ。流石のタケルも番長オオクニヌシと暴力タギリに挟まれたら成す術は無い。そう、ここはバンジージャンプの名スポット。
「まぁ、私も100点取れなかったのは悔しいけどね」
「残念無念」
「いやそれでも先輩方は皆凄いですぞ」
「本当ですっ、僕なんか勉強しなかったら同じ目に遭ってたかもしれません」
「それは無いから安心して、これは馬鹿につける薬よ」
「なるほど!」
飛び台では笑い声が木霊する。
その真下では、未だ宙ぶらりんの者が一人。
上に上がったタケルが猛反論して、もう一度飛ばされたのは言うまでもない、事実。
どうも、おはよう、こんにちは、こんばんわ、おつかれさま(・∀・)
この作品に出会ってくれてありがとう。
更新日は不定期です。
週一程度に更新できたらと思ってます。
長い付き合いになるかもしれません。
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