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戦争は大抵数の多い方が勝つ
「だから、あたし、兄ちゃんたちとは一緒に行かない。ソルフェちゃんと、ブルーくんについていくよ」
「いや、ついていくって」
「わしらがこれから何をするのか、知っとるんか」
「知ってるよ。カチコミでしょ」
「カチコミ……」ブルーが絶句する。
「違うの?」
「まあ…、そうじゃが」
「だったら、戦力は一人でも多い方がいいでしょ。幸い、あたしはまだ手配されてないし、こう見えて、ちゃんとした格好をすれば町娘くらいには化けられるよ」
それはそうかもしれない、とブルーは思った。ただ、今はどう見ても山賊の娘だし、似たような格好をしているソルフェも、カタギとは思えない。
「確かに、こんなァが来てくれれば、わしらの旅も少しは楽になるかもしれんの。じゃが―まずそいつを説得するのが先じゃな」
眼の前には、明らかに顔色が変えたガーディンが立っていた。




