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さすがに全員殺すには時間がかかる

 ソルフェの強い言葉に、ブルーは渋々ながら先へ進む決心をした。それは、棟梁の言葉も手伝ってのことである。

「口をはさむようで恐縮ですが、私も姉御の意見に賛成です」彼は厳かな口調で言った。


「自分で言うのもなんですが、ヤヌアールさんは、我々みたいなのを使うような人ですから。たぶん、ほかにもその筋の人間たちとつながりがあるんじゃないでしょうか。正直、信用に足るような人ではないと思いますよ」


 ねぐらに向かう彼の背中を見ながら、ブルーはしかし、考えるのをやめられない。罠かも知れないと知りつつも、ソルフェさえいれば、たとえ罠だったとしても村人を救い出すのも難なくできるはず、という考えを捨てきれないのだ。じいさんなら、こういうとき、どうするだろう――

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