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どこからともなくやってきた少女が全員ぶっ殺す!俺の代わりに!  作者: 爆裂ムービングジャマイカ
第三章 さらば、俺の村~しばらく殺しはおあずけ~
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ごちゃごちゃ抜かすとたたっ斬るぞ

「おい、ソルフェ!なにやってんだよ!」


「うるさい、口を挟むな」


「まったく、修行が足りんぞ、嬢ちゃん。そんな慌てようじゃ、認めちまったようなもんじゃないか」じいさんが余裕たっぷりに言った。


「ぬかったわい、わしともあろうもんが」悔しそうに彼女は呟く。


「安心しろ、ワシはなにも知らないし、思い出してもいない。何しろ、ボケ老人じゃからな、思わぬことを口走ることもある」


「そがァな言い分で、わしの気ィが収まる思うとるんか」


「収まるさ。ワシを斬るのは自由じゃが、その後、何事もなかったようにあんたの目的――本来の目的を果たせるか?」


「二人とも、何言ってんだ?いいから、おい、ソルフェ!ソルフェージュ!刀をしまえって!」


「クソッ!」ソルフェージュは、目を血走らせたまま刀をさやに納めた。じいさんは動じた様子もなく言う。


「嬢ちゃん、ワシの願いはな、エイプリルに生きたまま会いたい、それだけなんじゃ。それが叶うなら、なんでもするよ。金はいくら出しても惜しくないし、必要ならメンツだって切り売りしてやる。裏返せば、他のことはどうでも、どーでもいいんじゃ。じゃからもし、それを妨げるようなことをすれば」


 じいさんは聞いたこともないほどドスの聞いた声で言った。


「あんたが何者だろうが、容赦せんぞ」



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