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どこからともなくやってきた少女が全員ぶっ殺す!俺の代わりに!  作者: 爆裂ムービングジャマイカ
第三章 さらば、俺の村~しばらく殺しはおあずけ~
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寿命を自分で縮める気?

「さて、じゃあ、そろそろお行き」じいさんが言うと同時に、二人は立ち上がった。


「じいさん、茶をごちそうさま」ソルフェージュが言った。


「そういえば……」と、じいさんが彼女を呼び止める。


「ブルーの用心棒をしてくれるということじゃったが、どうじゃ、実のところ、報酬は足りとるか?」


「報酬?そんなもん、考えとらんですよ。まあ、道々話し合いますわ」


「ふむ、あんたも奇矯ききょうな人間じゃなあ。金がもらえるかもわからんような、ただ見知らぬ他人を助け出すための冒険にくっついて行く?しかも、かなり危険が伴う旅じゃ。この話――」


 じいさんは明らかにいぶかしんでいるようだった。


「あんたの落とし所は一体どこにある?」老人とは思えない、鋭い目線だった。


「落とし所言われても……、わしのはただの暇つぶしですけん」ソルフェージュは明らかに動揺しているようだった。


「暇つぶしのう……。そういえば、同じように少女を用心棒にして旅をしている男に、どこかで会った気がするな。よく見れば、連れはあんたに似ている女子(おなご)じゃった。喋り方までそっくりだったような……。あれはどこだったか。北方じゃったかのう?」


「じいさん、やめとけ」ソルフェージュは顔を引きつらせて言う。「人間思い出さんままのほうがいいこともあるんで」


「そうだ、リプサリスの港町だった、でもあれは戦時中じゃったから、もう40年も前……」


「そこまでじゃ」ソルフェージュが瞬く間に抜刀し、じいさんの首元に白刃はくじんを突きつける。


「それ以上余計なことを言うたら、首をね飛ばすぞ」


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