胸の内
赤文字を恋しいと思う。
『コメントが……』とか『感想が……』とか、赤文字がつくと安心する。
ホッとする。
あぁ、見捨てられていない。
誰かが自分に応えてくれている。
なのに不思議なもので、感想への返信は出来なかったりする。
だんだん返信しきれていない感想が増えてきて、石ころを心に積み重ねていくみたいに、どんどん重くなって、息苦しくなる。
返信しようとしても、何て返せば良いか分からなかったりして、結局文字を打ち込めず、画面を戻ったりする。
じゃあ、作品を投稿しなければいい、投稿するにしても感想を受け付けない設定にすればいい、と分かっていてもそれはできない。
誰かに相手をしてほしくて、完全に見放されてしまうことが寂しくて、暫く離れていても、結局ふわふわと舞い戻る。
でも、色んな人に失礼を重ねてしまっている自覚があるから、どんどん気持ちは重たくなって、最近は別サイトに逃げている。
別サイトで投稿して、でも全然読まれなくて凹んだり、ほとんどリアクションなんて無いから虚しくなったり、いい大人が何やってんだか……と自分自身に呆れたり。
誰にも求められてない、必要とされてない、居ても居なくても同じ。
でも、吐き出したいから、投稿自体はやっぱりやめられなくて、誰かに認められたい、褒めてもらいたいっていう欲もある。
でもそれで結局、相手になんてされないから、自己肯定感が地に落ちる。
反応をもらえない、評価されない、そもそも読まれもしない。
で、徘徊人みたいにまたふわふわと戻って来て、こんなエッセイを書いたりしている。
堂々巡り、無限ループ、メビウスの輪。
思考回路が迷路みたいで、ごちゃごちゃ考える癖に、結局ここに戻って来る。
きっと、戻る度に人が減って、一人、また一人って居なくなって、そのうちに別サイトと同じ状況になるのかもだけれど、それでもいつも救ってもらっていて、そこに甘えてしまっている。
鬱陶しいエッセイですみません。
謝るなら書くなよって感じかもだけれど、人恋しいから、もやもやさらけ出してでも誰かに読んでもらえたらいいな、というエッセイでした。