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ハイジン伯爵子息ルカリュートヴィち陸軍大佐の戦死とそれに伴う粛清から2週間ほど経った。ウクライナ王国では引き続き戦争が続いていて王子は怪我をした足で護衛達の援助を得ながらアメリカの学校に5年生として通っていた。
そして大事件が起こった。オデッサ大公家の人間は全く関わっていなかったが彼らの側近たちがロシアに内通してウクライナの情報を流していた。これは大問題になった。ウクライナ軍の長距離ミサイルであるUAMー149の場所などがロシア側にバレたことに当たる。さらに彼等はロシアが勝利すればドネツク、ルハンスク、ザポリージャ、ヘルソン、クリミアの割譲とウクライナ王位に現王位継承権第二位イゴールヴェインヴィチ次期オデッサ大公にするという約束だったようだ。これは大いに問題となった。現在王国には正当な継承者のティムール王子が存在していた。そして政府の間では次期オデッサ大公を罰するかでも論争が起き始めた。内通を起こした者たちは国家反逆罪で逮捕されて裁判によって終身刑に処された。
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