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遂にエリザベス王女の葬儀の日を迎えた。王子は泣きながら母親の棺の跡をスーツを着て追った。しかしまだ歩くのが遅いためたまに父や祖父母が彼を抱いた。またミハイル王太子はウクライナ王国の黒い王族専用軍服を着て妻の棺を追った。そしてその他にもイギリスの国王夫妻が歩いた。みんなうつむいて少し泣いていた。
ウエストミンスター寺院では1000人以上が参加していた。しかし多くの国は国家元首ではなくその代理だった。ウエストミンスター寺院に入ったあとイギリスの国王夫妻とミハイル王太子並びにティムール王子は最前列の棺の前に座った。3時間かけて葬儀は無事に終了した。王子は何も問題を起こさなかった。
その頃ウクライナでは人々が葬儀に合わせて黙祷をしていた。ウクライナの人々にとって彼女は尊敬する王族でありファッションリーダーだったのだ。また可愛らしい王子を産んだことで多くの人がエリザベス王女の死がとてもつらかった。なぜなら王子や王太子が悲しむ姿がとても痛々しかったからだ。そして多くの人が家や職場で葬儀の様子を見て泣いていた。
その後棺はウクライナに移送されることになっていたためウクライナ王国王室専用機を使ってウクライナとイギリスの国王夫妻、そしてミハイル王太子とティムール王子はウクライナに戻った。その後代々のウクライナ王国王族の墓に埋葬された。その場所は神聖な場所で謎の結界が張っており普通の人は入れないがウクライナ国王の許可によってイギリスの国王夫妻も入れた。
墓地は初代国王であり神様であるリュウリク一世が降臨した地と伝わっていた。奥には神殿があり、そこにはウクライナの王族が生まれたときに父親と一緒に入って祈りを捧げるという伝統があった。そしたら名前がもらえることになっていた。また王族がなくなったときにはその子供が入って冥福を祈るというルールとなっていたため王子が母の祝福を祈るために神殿に入って出てきた。それによってエリザベス王女は天国へと旅立ったのだった。
その後晩餐会があった。王子が泣き出した。それにつられてウクライナとイギリスの国王夫妻とミハイル王太子、そしてミハイル王太子の2人の姉も泣いた。ウクライナの国王夫妻もエリザベう王女を自分の娘のように可愛がっていたのだった。また王太子の姉も20歳以上も年下の彼女を妹のように思っていて、王女も同じく姉のように慕っていた。そのためウクライナ国王夫妻も王太子の二人の姉もエリザベス王女の死はとても辛かったのだ。そしてみんなで彼女の幸せを願って祈った。
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