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第四章本編開始です。

ティムール王子は6月25日にアメリカに到着した。そして9月から5年生としてアメリカの小学校に通う予定だ。空港には王子の親戚の黒崎健斗と黒崎真帆そしてその長男の黒崎陸が迎えに来ていた。

そして王子は王家の別邸に着いた。別邸はとても広くサッカーの競技場や練習設備、射撃設備などが整っていた。黒崎家の面々もここで暮らす事が許された。

王子は松葉杖を使って部屋に入った。使用人たちは王子を出迎えた。そして王子は私室に向かった。怪我はかなり酷く全治6ヶ月だった。

そして1ヶ月経った。王子は定期的に医者に診てもらっていた。医者はこのままいけばワールドカップにも出られるだろうと話していた。また日本語の練習もしていた。

黒崎健斗の姪で下半身不随なため家で酷い境遇な沢田明子が今日からこっちにあづけられることになった。事のはったんは彼女の妹が旅行で骨折をしたため車椅子をつかうことになって2人も車椅子の子供は無理だと明子を自分の弟に預けてきた。明子は年下で素直でかつ様々な苦労をしてきた王子をとても可愛がった。そして王子も明子に懐いた。そして時は過ぎていってついに九月になった。あれから本来なら一度的なはずだったが明子の家族からは何も連絡が来なかった。

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