９
不満を持った中心人物はジェイク、オデッサ大公子だ。彼は自分の子供が反乱未遂を起こした事件に関わってはいなかったがその事件をきっかけに国王に対して不満を持つようになっていた。
彼は自分に共感するものを密かに集めた。そして国王暗殺の計画を立てた。彼らが立てた計画は国王を暗殺したあと正当な継承者であるティムール王子を年少のため渡渉して廃除して自分が中継ぎという名目で即位することだ。そして自分の長男の不名誉を排除し、長男が望んだようにオデッサ大公家の系統に王位を移して長男の息子を自分の後継ぎとすることだ。そして自分の即位と同時にムィコラーイウ公爵から公爵位などを取り上げて準王族に格落ちさせることを望んでいた。それによってティムール王子の後ろ盾を弱くする狙いだ。この提案にウクライナ大統領も乗った。ウクライナ大統領と国王はとても仲が悪くて国王ひいてはティムール王子と中が悪いため国民からの支持率も落ちていて来年４月に行われる選挙でもこのままだと落選してしまうのを危惧していたのだ。ウクライナ大統領選挙は５年に一回ある。
ジェイクたちは息子とは違ってねんいりに計画を立てていった。計画では１２月２５日に開かれるクリスマスパーティーにて国王を毒矢で狙うこと。そして銃は使わないことにしたなぜなら銃を打つと音が出るが毒矢では音が出なくて避けづらいだろうと考えたからだ。そして毒矢は国王の後ろから撃つことにした。
ジェイクたちに協力した貴族家は２５家に登った。かれらは地位に不満を持っていた。またオデッサ大公系の準王族家の一部も協力してきた。そして王族の中ではヴィニチャ公爵が協力したただし彼は自分の子孫には一切関わらせなかった。ヴェにチャ公爵家はムィコラーイウ公爵家とはオデッサ大公の子孫でありながら犬猿の仲だった。現当主は従兄弟どうしだがムィコラーイウ公爵は国王の信頼も厚いのに対してヴェイニチャ公爵は国王との仲がめちゃくちゃ悪かった。そのため現国王を気に入っていなかったから仲がいいオデッサ大公子ジェイクに王位を継いでもらうことで自分たちの地位を高めたかったのだ。
「面白い！」「続き読みたい！」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします！
していただいたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません！
ぜひよろしくお願いします！
