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葬儀が無事に終わった。



そしてイギリス国王夫妻とウクライナ国王夫妻の間でティムール王子の処遇について電話会談が行われた。

ウがウクライナ国王が喋っていることデがデンマーク女王が喋っていること。スがスェーデン女王が喋っていること。イがイギリス国王が喋っていることだ。


ウ ティムールはポーランドにいるべきだ。そしてウクライナ避難民の子供達と遊べる。彼はウクライナ語が第一言語だ。ウクライナ語が通じる相手の方が楽だろう。

デ 私もそれに賛成するわ。本当はデンマーク次期国王としてデンマークに行ってほしいけれど言語が通じるといえど自分の慣れた言語じゃない言葉で更に知らない人たちに囲まれるなんて可哀想だもの。

ス いえ、ティムールはスェーデンに来るべきです。私は普段はイギリスに住んでいるといえど私がスェーデンに帰国して私が彼と一緒に生活します。

ウ いやそれは可哀想だ。スェーデンには動員から逃れたロシア人が来ている。その中にはロシアのスパイがいてティムールの安全を脅かすかもしれない。

ス いえそれに関してはストックホルム宮殿の中にいればいいだけ。あそこは警備が厳重だし更にティムールに専属の警備をつければいいだけです。

イ 私は彼はイギリスに来るべきだと思う。イギリスではスパイの心配もないし、何よりサッカーウクライナ代表の合宿が行われる場所だ。そしてロンドンワールドカップが今年開かれる。ティムールはサッカーが大好きだ。

ス いいでしょうイギリスにティムールは滞在するべきだわ。

ウ いやしかしティムールはミハイルの死が相当ショックのようだ。今日熱を出して寝込んだと部下から聞いた。そんな中また移動させるなんて彼に酷だ。

デ そうね。私もそう思うわ

イ いやしかしティムールはイギリスに来るべきだ。

などと続き論争になった。20分ほど言い争いをしたあと結局はジャンケンによって決まった。ウクライナ国王とイギリス国王がジャンケンをしてイギリス国王がかった。そのためティムール王子はイギリスに移ることが決定した。



ウクライナ国王はとても悔しかった。この会議の後ウクライナ国王はイぜ宮殿の守護たるイリゼ子爵に電話でその旨を伝えた。そして詳しい日程はイギリス国王とイリゼ子爵の間で話し合われた。その結果ティムール王子の体調が治った3日後と決まった。



ティムール王子は1日寝込んだがその次の日はすっかり元気になった。そして3月20日にワルシャワ国際空港を旅たった。



ティムール王子はブチャからずっと肌身離さず持ち歩いていたサッカーボールを飛行機の中でも手放さなかった。ミハイル王太子の死亡以来葬儀と不寝番の時以外はずっと手に持っていて寝る時でさえ離さなかった。人々はこの状態にとても困っていた。サッカーボールは機内持ち込みのは適していないからだ。ただ王室専用機だったため許可されて護衛にはポーランド空軍の戦闘機であるpoー15が50機ほど警備にあたって上空はかつてないほどの警戒体制だった。poー15はポーランド王国空軍の最新の戦闘機で2152年に導入されたばかりだ。












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