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狂った博士と水の夢  作者: 八代つぼん
5/5

最終話

和泉「別の罰って一体・・・?」


ミカエル「貴方には天界で一番大変な天界名簿の記述係になってもらいます」


そう言うとミカエルは和泉に光線の様な物を当てる。

すると和泉から天使の羽根が生えてくる。


和泉「え? え?」


雫「つまり和泉おじちゃんも天国に逝けるの?」


ミカエル「そうですよ。雑用ですけどね」


クスクスとミカエルは笑う。


海斗「良かったな和泉! これで奥さんとずっと一緒に居られるな!」


和泉「ほ・・・本当にいいのかい!? 僕は大罪人だよ!?」


ミカエル「神はどんな者でも見離しはしません。悔い改める者はね」


和泉「ありがとうございます・・・」


すると一人の女性が和泉に近寄って声をかける。


女性「あなた・・・」


和泉「水城!」


霧彦「そうか、元に戻ったんだな! ってか歳離れてるな・・・」


確かに和泉の妻にしてはかなり若い。


和泉「水城・・・今まですまなかった・・・」


水城「もういの。ずっと愛してくれてありがとう」


和泉「え・・・」


水城は和泉を抱きしめると沢山の感謝の言葉を言う。


水城「いつも楽しい話をありがとう。優しくしてくれてありがとう。美味しい食事をありがとう。私の為に苦しんでくれて・・・ありがとうあなた」


和泉「・・・こっちこそ・・・ありがとう水城」


ミカエル「さて、そろそろ此処の魂を連れて行きますね」


ミカエルはそう言うと水槽の中の者、水城、そして雫を光の玉に変えた。


霧彦「雫・・・」


穂波「雫ちゃん・・・」


海斗「逝くのか・・・」


雫「そうみたい・・・」


和泉「大丈夫! 天国でも雫ちゃんに美味しいご飯作るからさ♪」


霧彦「和泉、雫を頼んだ!」


和泉「任せて♪」


ミカエル「では行きますね。安心してください。皆さんも天国逝きですから」


光の玉達は天に昇って逝く。


雫「お兄ちゃん、義姉さん、お空で待ってるね」


海斗「時間は掛かるが待ってろよ!」


穂波「またね、雫ちゃん」


霧彦「また会えるの楽しみにしてるぜ・・・」


ミカエル達は天に消えて行った。




~~~それから一年後~~~


霧彦「あー、疲れた」


海斗「サラリーマンは大変だな」


2人はソファーに座って話している。

あれから霧彦は小さな会社に就職、海斗はホストの仕事を始めた。


霧彦「ホストは楽そうで何より」


海斗「ホストも大変なんだぜ」


すると家のチャイムが鳴った。


穂波「霧彦君、今鍋ふきこぼしちゃったから手離せないの! 出てくれない?」


霧彦「おう」


霧彦は立ち上がり玄関のドアを開けた。


そこには・・・


和泉「やあ! お久ー♪」


霧彦「は?」


玄関の前には天使の和泉が居た。

後ろには雫も。


雫「久しぶり!」


霧彦「な・・・何で!?」


和泉「いや~、ルシルシが地獄に逃げ帰る前に分身を僕の中に隠しててね。天界に着いたら飛び出して大暴れ!」


霧彦「で?」


嫌な予感がした。


和泉「天界名簿破いて魂が下界に散っちゃって・・・集めるの手伝って♡」


霧彦「お・・・」


和泉「お?」


霧彦「お前いい加減にしろよなー!」


こうして霧彦達は休職して、また波乱万丈な日々を送るのでした。


めでたしめでたし(?)

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― 新着の感想 ―
[良い点] Twitterから来ました。 和泉さんが色々ヤバい・・・。発想も趣味も・・・(笑) しかも、トラブルメーカーという・・・。 [一言] 雫、生きてて良かったです^^
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