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神の悪意の物語  作者: 王立魔法学院書記官
5.古くからすんでる人
98/204

これまでのあらすじと解説 ※ネタバレご注意!

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※※     ご注意!      ※※

※※  4章のネタバレ含みます。 ※※

※※ 未読の方は、読了後の閲覧を ※※

※※  強くお勧めいたします。  ※※

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これまでのあらすじ:


4.西の海にしずむもの


 旅の仲間は、ルスティカの北西、商業の街ヌーラムを目指す。途中、大河マグナ・フルメナにかかる大橋で、王立軍の騒動にあう。

 川賊の出現で、王都へ渡る橋は封鎖されていた。

 王都神官戦士のゴードンは、川賊討伐の任務のため旅から離れることに。代わりに、ゴードンの従弟いとこおい、若ドワーフのバールと、アルと縁のある月の巫女みこ・エレノアが仲間になる。ゴードンとの別れを惜しむマルコ。

 だが、ヌーラムの水上料理店で楽しいひと時を過ごし、一行は、西の海に面する漁村ピスカントルへと向かった。


 一方の王都では、魔法学院アカデミー研究長のコーディリアたちが、王都周辺のマリスとグリーを検知していた。その魔法技術で、マルコとアルの移動も推測されていた。

 また、まだ少女の王女レジーナは、川賊への対応を迫られる。


 漁村ピスカントルは、森を隔てた隣村ホスペスといくさをしていた。マルコは戦人いくさびとキースから修行を受ける。エレノアは負傷者の治療、バールはその手伝いに。

 村への襲撃を、エレノアの水の魔法で乗り切る旅の仲間たち。マルコは、ピスカントルの長老へ「休戦交渉」を提案する。


 交渉のためにホスペスへと向かった一行は、頭が魚の魔物と遭遇する。直接対峙するのはマルコひとり。それでも彼は、エレノアの治癒魔法とキースに習った棒術、そしてアルの巻物スクロール魔法を得て敵を撃退。バールが追い討ちを果たす。

 魔物の正体は、成年の儀式をたホスペスの若者だった。さらに謎を探るため、マルコたちは古代エルフの『転移門』をくぐる。転移先でマルコは、『卵』のマリスに、小さなマリスをまた吸い取らせた。


 村のいくさを無事解決し、食料も得て、ヌーラムへと戻る旅の仲間。

 しかし王都では、ヌーラムが川賊から大きな被害を受けたことが報告される。

 そして、アルとコーディリアの旧知の友がアルの王都到着を待ちわびていた。


※エルフ(第一の民)の動静を割愛。



解説:


・グリー

 神の善意の石。人間に良い影響を及ぼす。

 アルは、アルバテッラ王立魔法学院(アカデミー)の探究者という職で、魔法学院アカデミーのグリーを杖に仕込んでいる。それはプロローグで「神の善意なりしロムレスのグリー」と呼ばれた。


・マリス

 神の悪意の石。人間に悪い影響を及ぼす。

 アルバテッラには、マリスやグリーが複数存在する。


・マルコが運ぶ『たまご』のマリス

 マルコが腰にしばる袋に入れたマリスは、南の森、いにしえの狂戦士バーサーカーの宮殿跡で発見された。

 3章でアルは、先祖の狂戦士バーサーカーがこれをあがめていた、と告白する。

 3章でルスティカのマリス、4章で西の海のマリスを取り込んで大きくなり、ニワトリの卵そっくりな形をしている。

 2章のアエデス、またハーフエルフのエルベルトは、このマリスを『卵』と呼ぶ。


・暗い袋(アルの杖先のもの、マルコが腰にしばるもの)

 グリーとマリスの力を外部へ及ぼさない魔道具。普段はこの袋をグリーとマリスにかぶせている。

 1章でアルはこの袋を「忘れ」、馬で北へ取りに行った。


・エルフ(第一の民)、ドワーフ(第二の民)

 第三の神(人間の神)に由来するグリーとマリスの影響を受けない。そして「関われない」「近づけない」。


・バルタザール・コナンドラム

 長い引きこもりの鉱山生活で、グリーとマリスに手袋越しに触れている。


・エレノア・ウォーターハウス

 かつて、アルに救い出されたえんがある。

 漁村ピスカントルへ向かう馬車の屋根で、マルコに「一度、死んでる」過去を告げる。身に着ける首飾り(チョーカー)に、不安げに手をあてた。


けものの小剣、ハート・ブレーカー

 1章でエルベルトがマルコに贈った剣。

が、オオカミのような獣にかたどられている。

 エルベルトは、剣の名を「コルディス・インテルミッサム」と言いかけた。


・アルフォンス・キリング

 かつて南のマリスを信奉した狂戦士バーサーカーの子孫。幼い頃、父も母も亡くした孤児であったが、神官アエデスに導かれ王都の魔法学院アカデミーへ入学。卒業後、召喚術の研究に10年を費やした。

 本章では、卒業直後の過去が明らかに。

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