これまでのあらすじと解説 ※ネタバレご注意!
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※※ ご注意! ※※
※※ 4章のネタバレ含みます。 ※※
※※ 未読の方は、読了後の閲覧を ※※
※※ 強くお勧めいたします。 ※※
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これまでのあらすじ:
4.西の海にしずむもの
旅の仲間は、ルスティカの北西、商業の街ヌーラムを目指す。途中、大河マグナ・フルメナにかかる大橋で、王立軍の騒動にあう。
川賊の出現で、王都へ渡る橋は封鎖されていた。
王都神官戦士のゴードンは、川賊討伐の任務のため旅から離れることに。代わりに、ゴードンの従弟の甥、若ドワーフのバールと、アルと縁のある月の巫女・エレノアが仲間になる。ゴードンとの別れを惜しむマルコ。
だが、ヌーラムの水上料理店で楽しいひと時を過ごし、一行は、西の海に面する漁村ピスカントルへと向かった。
一方の王都では、魔法学院研究長のコーディリアたちが、王都周辺のマリスとグリーを検知していた。その魔法技術で、マルコとアルの移動も推測されていた。
また、まだ少女の王女レジーナは、川賊への対応を迫られる。
漁村ピスカントルは、森を隔てた隣村ホスペスと戦をしていた。マルコは戦人キースから修行を受ける。エレノアは負傷者の治療、バールはその手伝いに。
村への襲撃を、エレノアの水の魔法で乗り切る旅の仲間たち。マルコは、ピスカントルの長老へ「休戦交渉」を提案する。
交渉のためにホスペスへと向かった一行は、頭が魚の魔物と遭遇する。直接対峙するのはマルコ独り。それでも彼は、エレノアの治癒魔法とキースに習った棒術、そしてアルの巻物魔法を得て敵を撃退。バールが追い討ちを果たす。
魔物の正体は、成年の儀式を経たホスペスの若者だった。さらに謎を探るため、マルコたちは古代エルフの『転移門』をくぐる。転移先でマルコは、『卵』のマリスに、小さなマリスをまた吸い取らせた。
村の戦を無事解決し、食料も得て、ヌーラムへと戻る旅の仲間。
しかし王都では、ヌーラムが川賊から大きな被害を受けたことが報告される。
そして、アルとコーディリアの旧知の友がアルの王都到着を待ちわびていた。
※エルフ(第一の民)の動静を割愛。
解説:
・グリー
神の善意の石。人間に良い影響を及ぼす。
アルは、アルバテッラ王立魔法学院の探究者という職で、魔法学院のグリーを杖に仕込んでいる。それはプロローグで「神の善意なりしロムレスのグリー」と呼ばれた。
・マリス
神の悪意の石。人間に悪い影響を及ぼす。
アルバテッラには、マリスやグリーが複数存在する。
・マルコが運ぶ『卵』のマリス
マルコが腰にしばる袋に入れたマリスは、南の森、いにしえの狂戦士の宮殿跡で発見された。
3章でアルは、先祖の狂戦士がこれを崇めていた、と告白する。
3章でルスティカのマリス、4章で西の海のマリスを取り込んで大きくなり、ニワトリの卵そっくりな形をしている。
2章のアエデス、また半エルフのエルベルトは、このマリスを『卵』と呼ぶ。
・暗い袋(アルの杖先のもの、マルコが腰にしばるもの)
グリーとマリスの力を外部へ及ぼさない魔道具。普段はこの袋をグリーとマリスにかぶせている。
1章でアルはこの袋を「忘れ」、馬で北へ取りに行った。
・エルフ(第一の民)、ドワーフ(第二の民)
第三の神(人間の神)に由来するグリーとマリスの影響を受けない。そして「関われない」「近づけない」。
・バルタザール・コナンドラム
長い引きこもりの鉱山生活で、グリーとマリスに手袋越しに触れている。
・エレノア・ウォーターハウス
かつて、アルに救い出された縁がある。
漁村ピスカントルへ向かう馬車の屋根で、マルコに「一度、死んでる」過去を告げる。身に着ける首飾りに、不安げに手をあてた。
・獣の小剣、ハート・ブレーカー
1章でエルベルトがマルコに贈った剣。
柄が、狼のような獣にかたどられている。
エルベルトは、剣の名を「コルディス・インテルミッサム」と言いかけた。
・アルフォンス・キリング
かつて南のマリスを信奉した狂戦士の子孫。幼い頃、父も母も亡くした孤児であったが、神官アエデスに導かれ王都の魔法学院へ入学。卒業後、召喚術の研究に10年を費やした。
本章では、卒業直後の過去が明らかに。




