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伝承怪異譚  作者: 夜渡
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家屋探索 其の二

 村長宅の探索を再開した俺たちだが、そのほかにめぼしい物もなく、台所などもあったがどこも何もなく蜘蛛の巣が張ってあるだけだった。探索を一通り終えた後、時間を確認すると約束の時間が来ていた。


「もう時間か、意外と時間が掛かっちまったな。」


「まあ、家の中だけじゃなくて庭や池まであったからな。」


「それじゃ、村の入り口近くに車があるはずだから行こうぜ。」

 そして、村の入り口の近くに戻ってきたが車の姿はなかった。


「おかしいな、何かトラブルでもあったのか?」


「その可能性もあるし、もう少し待つか。」


 そういい三十分もの間待ったが一向に車が来る気配がない。そうした事態にしびれを切らし猿渡が電話をかけようとするが、一向に電話に出ない。スマホを確認すると、いつの間にか圏外になってしまったようだ。


「だめだ、ここ圏外だわ。」


「いや、でもここに来たときはまだ繋がってたよな?」


「でも、繋がってなくても不思議じゃなくないか。だってここネットも電気も通ってない廃村だぜ。」


「まあ、そうだが。」


「こうなったら仕方がねえし、車が来るまで読めなかった書斎の本読もうぜ。」


 そういい猿渡は村長宅のほうへ歩を進めた。その後を追い俺も村長宅へ向かった。書斎に入り、まず机に置かれた本を読むことにした。

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