絶望
三日連続投稿すると言ったな。あれは嘘だ。四日連続投稿をくらえ!
俺は今静かな町を走っていた。今このあたりに住んでいる人はほとんどいないため大声を出しても問題ない。だが中々に白兎君は見つからない。体力差や体格差などを考えるとそこまで遠くへは行ってないはずでそれに大声を出して探しているため相手がこっちを見つけられないという可能性は低い。
なら考えられる可能性は一つ単眼の化け物に捕まってしまった。高い確率でこの世界から消えているだろう。だが俺は少ない望みにかけて白兎君を捜した。
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僕は連れ去られた後、頭に被せられた袋を取った時にはまた檻の中にいた。
「いや~。びっくりしちゃったよ。まさか引っ越しの準備に手間取っているときに逃げちゃうなんてね~。まあ、こんなことが起きてもいいように君が寝ているときにGPSを着けといてよかったよ。」
目の前の女は僕にとって絶望を語り続ける。
「でも、もう逃げられないからね。君のために家を買ったんだから。新築じゃないのは不満なのはわかるけどさ~。でもでも、君のために特別な檻を買ったんだよ。結構高かったんだよ~それ。それに前の檻は即席で作ったから脆かったけどその檻はライオンとかを運ぶための檻だから壊して逃げようとするなんて無理だよ。これでず~っと一緒だね。は・く・と君❤」
僕は目の前が真っ暗になった。逃げてようやく助けてもらえそうだったのに化け物に襲われ、結局また捕まって檻の中に入れられてしまった。なんで僕ばっかりこんな目に合うんだ。なんでこんなことに。答えの分からない自問自答に僕は悩み続ける。そして心が限界を迎える。ただがむしゃらに叫ぶのでも泣き喚くでもなくただ茫然と座っていた。何の気力も起きない。ただされるがままの人形になり果ててしまった。それでも口から言葉が零れる。
「...誰か...助けて」
その時、黒い影が女の後ろに現れる。女が後ろの影に気づく。だがその影は人にしては大きく優に三メートルは超え、全体的に細長く、指は細長く針のごとく鋭い。そうその影は暗寂鬼だった。
「は?何よこいついったいどこから入ってきたって言うのよ。」
女がそう言い退かそうとするが暗寂鬼は動かない。
「動きなさいよ。このっ!」
女が暗寂鬼を蹴ると、ついに動き出す。その針のごとく鋭く細長い手を振ると壁が切れた。
「は?え、え、え、?」
女は戸惑っていると自分の頬から流れる血に気づく。
「いやぁぁぁぁ~!!来ないで、あっち行け!!」
女が暴れ出し、手あたり次第物を投げつけるが暗寂鬼には一切効かず。そのまま手を女に手を伸ばしていく。
「いやっ!来ないっ」
女がついに暗寂鬼に掴まれる。そしてその細腕のどこから出ているのか分からない力で女を持ち上げていく。女の足が地面から離れ、もう一方の手で貫かれた。血が噴き出て部屋を赤く染めていく。月明かりに照らされた部屋には物言わぬ死体となった女と次の標的に狙いを定めた化け物、檻の中に囚われた少年だけだった。
(ああ、ここで僕は死ぬんだ。理不尽だな...)
そんなことを思いながら黒い手が近づいてくる。走馬灯なのか思い出が脳を巡り、目の前の光景がスローモーションのように遅くなる。近づいてくる黒い手を前に死を覚悟したとき一つの影が現れ黒い手を思いっきりぶん殴った。
「その手退けろ。化け物が!」
大学生が、神橋秋良が叫ぶ。
書いてて気づいたんだけどホラー要素なんか人の方が怖くね。怪異に対する恐怖メインに書く予定だったんだけどなんか書いてるうちにとんでもないショタコンヤンデレストーカー生み出しちゃった。まあ、怪異に天誅!されたんだけども。




