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伝承怪異譚  作者: 夜渡
失踪と鬼と絶望と
29/38

集合

一週間のうちに一回は投稿するといったな。あれは嘘だ。

いやほんとにリアルが最近忙しいせいでほんとに書けなかったのでマジ許してください。その分今回いつもより多めに書いてますから。

 あの後、誘拐したと思われる女の情報を集めると以下のことが分かった。

・見た目は二十代ほどの黒髪ロング

・住宅地付近での目撃情報は少ない(他の場所に居る可能性が高い)

・身長は少し高めの160センチぐらいだと思われる


(意外と集まったな。だけど肝心の車に乗るところを見た人はいないか。まあ、見た目の情報が出ただけありがたいな。)


 思いのほか集まった情報を整理しながら迅たちの到着を待つ。実は先ほど迅に情報を渡したとき北を集中的に調べようとする方針に変えることになったため一度全員の到着を待つことにした。


 ファミレスの一角に座り、猿渡を最後に探偵事務所の全員が集まったところで一度情報交換をすることになった。


「さて、みんな集まったことやし、情報交換と行こうやないか。まず、ワイからな。ワイは西を担当したんやけど特にめぼしい情報はなかったで。別件として誘拐が増えてるという情報しかなかったわ。」


 迅が話し終わったところで猿渡が間髪入れずに発言する。


「んじゃ、次は俺だな。南側についても同様に情報はなかったぜ。一応、人身売買の件も考えて反社のことも調べてみたけど、特に大きな動きは無い様だったぜ。」


 猿渡の報告を聞き、次の報告を聞くべく香奈さんの方に目を向けるが、一向に喋らない。疑問に思いながらも待っていると不意に携帯が鳴った。猿渡も同様にスマホが鳴り、俺たちが携帯に目を向けると、知らない連絡先が追加されていて一件のメールが届いていた。


〘私からの報告も同じ。東側に特に何も情報はなかった。〙


 メールの内容は報告であり俺は目の前にいる香奈さんに聞いた。


「このメール香奈さんですか?」


 そう聞くと彼女は言葉は発さずに頭をこくりとうなずいた。そういえば彼女が一言も話したことがないのを思い出し喋らない理由について聞こうか迷っていると


「香奈さんなんで目の前に居んのにメールで報告するんすか、なんか喋れない理由があるんすか?」


 猿渡が躊躇なく聞きに行った。俺は少し頭を抱えそうになるが聞いてしまったものは仕方がない。香奈さんの方を見ると、彼女は少し困ったような顔をしており、携帯に文字を打ち込もうとしたところで迅に止められていた。

 そのことに彼女は少し戸惑いながらも迅はこちらには聞こえないような小声で何か喋ると香奈さんはやれやれといいそうな雰囲気を出し、迅に言葉を譲った。


「香奈ちゃんの代わりに説明するわ。まず香奈ちゃんは一切喋れないんや。呼吸や食事などはできるんやけど喋ることだけができないんや。これは医学にはどうにもできん呪いなんや。どうしてこうなったのかはまだ喋れん。やけど、いつかは必ず説明するから納得してくれんか。」


 その言葉に俺らは深くうなずきこれ以上の詮索をしないことを心に決めた。それはそれとして呪いのことが気になった。


「分かりました。ですが一つ聞きたいことがあります。呪いとは何ですか?捜索にあるような丑の刻参りとかその類のものですか?」


「ああ、そのことについては話してなかったな。【呪い】とはワイらは怪異から受けた現代医療による治療が一切効かない傷や病などのことを言ってるんや。例としてはそうやな...コトリバコとかが一番わかりやすいな。女子供を殺していくが病気やないから医療では効果がないまさしく呪いの代表例や。」


 俺は息をのんだコトリバコはかなり有名なものだ。そのようなものが現実にあるこの事実が自分の認識の甘さを思い知らされる。俺だって生半可な気持ちで関わったわけではないが今までのは個人に及ぶ程度のものだった。

 だがコトリバコやそれに近しいものがあるとなれば話が変わる。村や下手をすれば国すら亡ぼす類のものが現実にある。それすなわち自分が下手をすれば自分だけではなく他の人にも被害が及ぶことになる。その考えに及んだ瞬間、自分の心臓が誰かの手に握りつぶされそうな感覚がした。


「...呪いの解除方法ってないんですか?」


 反射的に俺はそう聞いていた。少し焦り気味に聞いてしまったが迅はそれに驚くことなく淡々と言葉を返した。


「呪いの解除方法は二通りある。一つ目が怪異の対処方法と同じで伝承の通り行動すること。もう一つが呪いの専門家に頼むことや。伝承に解除方法や詳しいことが書いてない限り案外力押しが通ることがあるんや。そういう時は修行を積んだ専門家に頼むことで呪いの解除ができることがある。」


「でもそれ伝承とか関係ないですよね。どうして解呪ができるんですか?」


「それに関してはまた今度にしとくわ。単純に話が長くなるし、それより今はまず誘拐の方を解決してから話そうか。」


「それもそうですね。あとこちらの情報は.....」


 自分の持っている情報を全員に共有し、北側を重点的に捜索することに決め俺たちは店を出ることにした。


「そういえば、ここの支払いはワイがやっとくから先店出とってええで。」


「え、いや悪いですよ。俺も払います。」


「俺も払うぜ。何だったら三人で割り勘すればいいだろ。」


「いやいや、ここは君たちの先輩にして雇い主のワイが払わんと示しがつかんからな。ワイが払うわ。それじゃ、お願いしますわ。」


「合計で17800円となります。」


「ん?すんません店員さんレシートもしくは伝票見せてもらってもええか。」


「こちらとなります。」


 そうして出されたのが縦一列に長い注文履歴だった。


「俺らこんなに食べてないよな。」


「ああ、でもなんで。」


「ちょい待ち。香奈呼んでくるわ。」


 迅が外に出て香奈さんを連れてくる。


「すまんな。大体こいつの所為や。ワイらが真剣に話してる横でずっと食っとたわ。ここはワイと香奈で払うわ。ほら香奈も何とか言わんか!」


〘ごめんね。ここは私たちが払うね〙


 結局、迅と香奈さんが代金を払うことになり、俺は少し考え香奈さんにご飯を奢るのは覚悟を決めた時だけにすると心に誓った。

リアルが忙しいといったけども大体来週ごろには落ち着きそうなのでそこからはまた少し投稿ペースはやめればいいなと思っています。

サイレントヒルfやろっかな。ヤーナムステップが使えるとなれば狩人として獣狩りに行かなければ。

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