説明
「まずなぜ君らがあの村に行くことになったのかそこから話すとしようや。そもそも君らどうやって自分があの仕事を受けることになったか覚えてるか?」
「えっと確か大学の先輩からの伝手で紹介してもらって受けることになったんだ。」
「もともとこの廃村の探索はあーゆうバケモンのことをよく知ってるワイらのようなとこに仕事としてくるんやけど、どこぞの阿保が一般人を騙して格安でこの仕事を終わらそうとしたみたいでなその仕事が君らに行ったという訳や。」
「んで次になんでワイらがあのバケモンについて知っているかっちゅう話やけどこれは簡単な話ワイらも巻き込まれたからや。そもそもあのバケモンに会うにはこっちから会いに行くか偶然巻き込まれるかの二択しかないんや。ワイらは巻き込まれていろいろあってこの探偵事務所を立てることになったんや。」
「あの、そもそもこの探偵事務所って何ですか?」
「ああ、まずそこからやなこの篠風探偵事務所はな普通の探偵事務所ちゃうあのバケモンみたいな超常現象なども扱う怪異専門の探偵事務所っちゅう訳やまあゆうても普通の探偵としての仕事も請け負ってるんやけどな。」
「んじゃ、最後にあのバケモンについてや、奴らは[怪異]と呼ばれる伝承を元にしたこの世のものではない正真正銘のバケモンや。奴ら怪異は物理攻撃が効かんのや。物に当たったり物質に干渉はできるけどこちらからの干渉は当たってもすぐ再生されたりそもそも当たらなかったりするんや。」
「それじゃああの化け物って無敵だったのかよ!」
「ああ、そうや。基本的に怪異は無敵や。やけどなそれでも対抗できる手段はある。そのうちの一つが伝承に従うこと。さっき言ったやろ怪異は伝承から生まれるってな。やから伝承に書いてある解決法を行うとで怪異を退けたり逃げたりすることができるっちゅう訳や。」
「じゃあ、伝承に解決方法が載っていない場合死ぬってことですか?」
「一部の例外はあるが基本的にそうや。そういう類の怪異は基本関わらんように気を付けるしかないんや。そういう点では君ら幸運やったな。」
(危なかったな。もしあの時に無理やりにでも蜘蛛の巣を焼き切って逃げようとしたらそのまま死んでたということか。)
「さて、これで大体のことは語り終えたわ、他になんか質問があったらゆうてみいや答えたる。」
「あの俺たちはこれからどうなるんですか?」
「そのことについてなんやが、今君らには二つの選択肢がある。まず一つ目は今説明したことを起きたことすべて忘れてもとの日常に戻る。これが一番楽で賢い選択や。」
迅が一度深呼吸をして覚悟を決めた顔で話す。
「そしてもう一つがワイらと一緒にこの探偵事務所で仕事をすること。これは簡単に言えばワイの我儘みたいなもんや。偶然とはいえ怪異との初遭遇で知識も何もない状態で生き延びることはかなり難しいことなんや。だから君らにはワイの目的のためにも手伝ってほしいんや。給料は出すとはいえ君らには何の利益もない話やけど少しでもいい考えてほしいんや。返事は今出さんくてええ覚悟が決まった時に言ってくれればええ。もしその気になったらいつでもおいで待ってるわ。あと怪異関係で何かあったら相談してくれな力になるで。」
そして言葉を締めこれ以上何も聞く気が起きず帰路に着いた。家に着き昨日のことそして今日の話を考えようとするが心身ともに疲労し何も考えれない。荷物を置き服を適当に脱ぎシャワーを浴びることのないままカーテンから漏れ出る陽光を感じ床に倒れ泥のように眠りについた。




